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2014年3月9日日曜日

あの日の囚人 第四話

あの日の囚人 第四話


男はおちぶれるでもなく、突拍子がない事件が起きるでもなく、

日々静かな町の雇われ仕事に精を出した。

床屋の通りを過ぎて歩く。

あるひ、庭でビールを飲んでいたが、

一口で強いアルコールを飲んだように焼けるのを感じた。

「!?!?」

確かにビールの味がする。

だが、度数がウィスキーのストレートのようだった。

ポケットをまさぐるとレシートがでてきた。

「4年前!!」

4年前のレシートがポケットから確かに出てきた!

「そうだ!四年前の今頃(就牢する前だった)確かにウィスキーを買ってなめていた!

すると!あの頃と似たようなエピソードが!?」

確かに手掛かりになる。

似たようなエピソードが四年前と一致している。

ガクガク

仕事で知り合った友達がいった。

「そうか、それは御苦労さま。缶ビールがウィスキーだったわけだ…」

彼は汁けの少ない皿をだしてきてフォークをさしだした。

「手掛かりは四年前だぜ。なにかがおこる…」