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2014年8月10日日曜日

宇宙船艦バトル







宇宙船艦バトル










1


魔人砲…

ピカ

エスフラーデス号はグラグラ揺れた。
自動制御でシールドが発生しガードした。

艦長:セルウィウス ≪ふう、危ない≫

D:アルキポ (おっかねー。こんな船で沈没したらどうなるんだ!?女のいないフロアのほうがこういうとき恥かかねーですむだろ)

艦長:セルウィウス ≪ミサイルで迎撃!≫
A:レナ 「イエッサー、ミサイルで迎撃!!」

ドシュドシュと二発のミサイルが発射されたが、線虫のようにエネルギッシュにうねうねうなるエンデパンダンスは一発を受け一発をよけた。
パントマイムの映画のように外れたミサイルは無音でおくの天体に衝突しクレーターをつくる。
エンデパンダンスに8456ダメージ

サイドについている魔人の口が開いた。
「魔人砲がまた来るぞ!!」

カッ

艦長:セルウィウス ≪分離!≫
レナ 「イエッサー、分離!」

ガシャガシャン・ガゴン
エスフラーデス号は5つのバラバラの戦艦に分離した。
小回りが利くため、魔人砲を軽々とよける。

B:エドアール 「なんだと、バラバラの部品みたいに…」

エンデパンダンスの砲門は次々と連射しだした。
ガオンガオンガオン

グラグラ揺れる。
艦長:セルウィウス  ≪クソッ、船のパフォーマンスが落ちてきている≫
ポーラ ≪装甲がはげてます。バリアでもたないほど≫

セルウィウスは考えた。司令官が怖いとき部下は何ともないのだと昔考えていた。なぜうろたえると、よくわからないし無責任だから怖くないはずだと思っていたが、司令官の恐怖は伝わるらしい…表向き冷静でいなくては…!!

エドアールも凍りついた。
こんな宇宙の中で撃墜されたら、酸素も何もない。
無意識にタイガーソードを抜いた。
「!」

(これは…さっき高めた熱気が剣に蓄積されていた。少しだけ分けてもらえた)

B:エドアール 「ポーラさん貸して下さい。オレがさっきのスターシュートを」

カッ!

二発目のスターシュートはクリーンヒットした。
暗黒魔獣王エンデパンダンスは逃げた。

艦長:セルウィウス ≪追うな!戦闘中止。いったんドッグに帰って補修。やれやれ、最新の巨大戦艦が形無しだ。引き分け程度とは…≫



2


全員生きた心地がしない戦闘を経験した。
白兵戦でもないのに体がぐったりして疲労している。


帝国までもどってられないというので、時空警察のエアポートにはいりドッグで修復するという。その航海路。


「照れる」ことのメカニズムを分析しているが、どうやら「嫉妬」が「照れる」ことのガソリンをガンガンくべるようである。
つまりは読者か、登場人物の誰かが誰かに嫉妬する。そうすると「照れる」という現象が生じるようである。あらゆる劇画を点検して確かめてみるといい。
それを考えると適度な嫉妬はお祝いの贈り物なのかもしれない。
極度の嫉妬は破壊行為につながるかもしれないが。
向こうが照れて盛り上がるのが気に入らなければ、「おめでとう」とウェルカムモードでいってみよう。すると向こうは照れるのが難しくなるのだ。

おいおい確かめてみる。

エドアールとトムがエスフラーデス号内部のバーにはいった。
店主(マスター)が鶉の卵がいくつかはいった籠をだした。
「だまされたと思って食べなよ。つまみにあうよ」
「なに、生卵!?」
「割って口に入れるんだよ」
卵の殻を捨てる皿も用意されている。

「もし、胸が悪くなったら水でも少し飲んで退屈になるまで横になっていればいい。お兄さん頑丈そうだから大丈夫だよ」
「そうか、酒のつまみは食うのに抵抗があるくらいのものがいいんだった…」
「食べ慣れてないものをつまむのがいいかもね」

エドアールはウズラの卵を一個割って飲んだ。
膜が強くてうまくいかなかった。
味のしないネバネバしたような、それでいて甘みがあるような黄身と白身が口の中で粘つく。
酒ですぐ洗い流したくなった。
焼酎のような酒を仰ぐ。

「どうだよ、エドアール。オレも食ってみるかよ」トムがいった。
「酒を飲んで強気のときに腹壊しそうなもの食べて釣り合うんだ。塩が欲しいかも」
「気分悪い時ならもどすぜ」トムがいう。
マスターもいった。「強気になってるから食いにくいもの口にできるのかもね」

高笑いして何個も卵を割って飲みそうだった。酒もすすみそうだったエドアールたちだった。
「ふーっ、うまい」
「うまいぜ。でも後で飲み過ぎになるぜ」




3




フロアAにタイガータンクがもどるとレナが何か口にくわえている。
「なんだよ。それ何食ってんだよ」
「ドリトスの破片」
「ドリトスの!?」
「嘘、向こうの通路のあっちのコンビニで買ってきた燻製」
「なんだつまみかよ。酔っぱらいみたいでみっともないからやめろよ」
「イギギ…」
レナはつまみをくわえて歯ぎしりした。
「プッフフフハハハハハ」
「何がおかしいのよ」
「文句言いたいのに中途半端に我慢しているのがおもしろいんだよ」



セプティミウスは当直をひとりしていた。
異常はない。
セプティミウス (キャラメルママ…)



フロアDでは、
イプセン 「命をかけた時空戦士といえど、おっかなかったぜ。ちょっと死を覚悟しちまった。でもこんな星と距離のある空間で沈没したら…」
アルフレット 「長いからなオレは。何度も死んだことがあるぞ。オレにきけ」
アルキポ 「おー、おまえ、死んだことあるとか、なんかそんな感じだな」

アルフレットは典型的なアメリカ人(地球人)のヒーローでアルキポは典型的な時空警察(宇宙人)のヒーローである。

ジル 「宇宙船が墜落したときの対応は何ですか!?」
イプセン 「なに!?まず脱出用ボートだろ。水と食料が入った。それで宇宙に浮かんで無線で救助を要請…」
ジル 「時空警察で学んだ知識はそれだけですか!?エスフラーデス号にはテレポートシステムがあります。船に残ったエネルギーをつかいはたすまでテレポートで最寄りの安全地帯までワープするのです。どうせ船は助からないからエネルギーを節約する暇もない」
男 「なるほど…」
ジル 「ですが、全員テレポートするだけのエネルギーが残されているかどうかわからないのです」
イプセン 「そうか、醜い争いになるぜ」
アルキポ 「そりゃそうだな。でも少しは気が楽になったぜ」



4


トム 「それにしてもすごいな。御馳走こんなにつまれて食い切れねーぞ。都会の生活は」
オーブリー 「都会をとおりこしてSFランドだ。あとで温泉に行こう」


ポール 「当直の間にすべての操作をマスターする。偉い自分…」


ポーラさんとナギサ(渚)が回転寿司にいって食べてきた。
皿の色によって金額が違う。
ナギサ 「プリンまで回ってますよ。おまけにおもちゃがついてる」
ポーラ 「次はうににするわ」
ナギサ 「でも、戦闘で消滅するんじゃないかってこういうところで食べているとお店の人に責任感じますよね」
ポーラ 「まあ、向こうも商売だけど少しね」
お茶のパックがケースにはいっている。
瀬戸物の湯呑に入れて、レバーに押し当てるとお湯がじょろじょろでてお茶が飲める。




とうとう船はグレートシティのドッグにはいった。
そのニュースは各地に流れた。
世界を代表して戦っていると歓迎ムード炸裂だった。

レナ 「なんか私たち注目浴びてるけど…」


ステファノ 「なに、エスフラーデス号がグレートシティのエアポートにはいってきているか…」
ヤマダ 「ステファノさん、軍人だからこっち来てなかったらホントはあっち行ってたんじゃないの」
ステファノ (…!?・そうかも…)


フォルトナト少佐 「初戦は危なかったらしい…宇宙船艦での戦闘も簡単でないな」
ヴィクター 「おっ、船もどってきてるのか」



5


グレートシティのエアポート周辺は真夏の港のように照り返しがきつかった。

アルフレット 「ドッグによっただけでこんなに歓迎されるものなのか。手土産があればもっとよかった…」

にぎわいは晴れやかだった。

だが、こんな市街地にモンスターが飛来した。

【ドリンカン】
ひとつ目のライオンの巨人だ。

グレートシティの街中におりていたエドアールとアルキポ、タイガータンクは剣を抜いた。
エドアール 「その剣はドラゴンソードだな。ドラゴンショットはできるか!?」
アルキポ 「そのくらい3年前に習得済みだぞ」
タイガータンク 「おれだって」
エドアール 「よし!」

どうやら敵は暗黒魔獣王エンデパンダンスが生み出した魔獣らしい。
先にボスとバトルしたが、相当前に生まれているらしかった。

エドアールは炎の剣を抜いた。
「いくぞ、サラマンダーショット!!」
8645!!!

アルキポはドラゴンソードを抜いた。
「おおおお、俺もドラゴンショット!!」
8001

タイガータンクはタイガーソードを抜いた。
「今だ!熱気がマックスにバーストだ。タイガーショット!!」
7984!!

グレートシティ市街地の人たちは逃げながら歓声を上げた。
「おおお、三連撃!」

ガオン

ライオンの頭部の巨人は倒れた。
筋肉が獣の皮膚のように角ばって固そうだ。
原始人を思わせる。

「建物も壊れているぞ」

ズズ…ン…

アルキポ 「やったか…」

ぐわーん…
いきなりパワフルに立ちがった。
「うううっ」
ゴン
メガトンパンチ
「ごっふう!!」
エドアールは魔法騎士の鎧をつけていたが、もろに喰らい倒れた。
アルキポ 「体格のごついやつがぶっ倒れていると痛々しいんだ」

つい最近入院し、退院したてとはいえ、エドアールが一発でのされるほどの腕力だ。




6



アルキポはマントを翻した。
「ラジオコントロールパンチ」

手袋のようなパンチがラジコンでコントロールされドリンカンに向かう。
「遠隔操作だから距離をとれば…」

だが、ダメージは小粒だった。

678

マンデンブルー大佐はエスフラーデス号のメンバーにまかせるという。
万が一の時はフォルトナト少佐を繰り出す!
「アルキポがいれば心配ないでしょう」

ナギサとジルが駆け付けてきた。

ナギサはレッドソードでドリンガンの足元を切りつける。
845
「ヤッ」

ジルがファイアーボールを唱える。
「いでよ!火焔の球よ」

ライオンの頭部に降り注がれ、ドリンガンは火傷をする。

タイガータンク 「バカ力だけみたいだぞ」

【怪奇光線】

ズガーとひとつ目ライオンのひとみからレーザーがタンクを襲う。
ぶあっ!!
784

アルキポ 「しかたねー、俺の必殺技」
【ダイヤモンドカット】

前かがみに突進しいきなり消えた。
かと思うとドリンガンを斬ってしまったあとだった。

ジルが魔法を唱える。
「サンダーシャワー!!!」

ドリンガンに細い雷のシャワーが降り注がれる。
ズアアアアアアアンンン
2145!!

タイガータンクが斬り込む。
【ギガプレス】
タイガーソード 1578
ぐしゃ
タイガータンクはギガプレスで一気にやられた。
4512

アルキポ 「どうなってんだ。暗黒魔獣ってこんな強いのか」

オーブリーがやってきた。
「七星宝!!」

七つの突きが大自然のノアをうけて宙に光る。
何発か外れて、建物を壊した。

5412

やっとドリンガンは弱りだした。
そこをアルキポがジャンプして、首にドラゴンソードでとどめをさす。
ドガ!

ジルがブリザードボムを追加する。

1987!!!
何とか倒した。

オーブリー 「こんなところで意外なことになった」
アルキポ 「アブね~。モンスター強くなってきている」








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