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2014年8月15日金曜日

ドラゴン多発地帯 メンバーA







ドラン多発地帯 ンバーA








メンバーA
アルキポ
セプティミウス
サンダナ
ジル




1


湖が多い、低湿地帯。そこはドラゴン多発地帯だった。

アルキポ、セプティミウス、サンダナ、ジルの4人のメンバーはエスフラーデス号からおりて、探索にむかった。のこりの船員はなかにいる。

「絵の具と筆でさーっと引いたような、水色の空だな」アルキポはそういった。
「探しても何もないよ」セプティミウスは意欲がなかった。


マジックドラゴン三体


4人は血の気が引いた。

「マジックドラゴンか…三体も…」アルキポはドラゴンソードを抜いた。

ドラゴンソード 3457
「クアアアアア」とマジックドラゴンは叫びたてる。
「やっぱドラゴンソードでも一撃じゃ死なねーのか」

ジルがサンダーシャワーの呪文を唱えようと念じている。
さりげなく他のメンバーの陰に隠れている。

マジックドラゴンのうち一体がフレイムボムを唱えた。
グルグルルルーカッ!!!
【冷打ち】
セプティミウスがアイスソードでカバーする。
フレイムボムは水蒸気になって消えた。

サンダナが春雨を手負いのマジックドラゴンに打ち込む。
ズガガガガガ
1600!!
だが、同時にライトニングボルトをかけられた。
「地面から足が離れないぞ、くそっ」サンダナにゆっくりした雷が襲いかかる。
ズガガアガアアン
748
やっとうごけるようになったが、体が焼けて高温になっていた。

アルキポがドラゴンショットを放つ!!
「おおお、くらえ」
9999

「!?まだ生きてやがる」
そのときジルのサンダーシャワーが三匹のドラゴンに降り注いだ。

ズガッガッガガアシュワシュワシュワー
霧雨のように細かい電ライが走る。

1874…1542…875

一匹が眠るように倒れて動かなくなる。
たおした。

チェーンブロックの魔法が放たれる。
半透明の見えるか見えないかの魔法の鎖でサンダナはしばられた。
ガチィン
「くそ、縛られた」

セプティミウスがアイスソードで斬りつける。切り口から凍りついた。
さらにとどめ、首に切りつける。竜の鮮血が溢れて、つららのように凍った。

アルキポがドラゴンソードをふるう。
三匹とも倒した。



2



4人は広い低地を歩いた。
みわたすかぎり、湖や背の低い植物が生える平たい大地。
そこで見た光景は。

最初は岩山かとおもったのは巨大な竜だった。
寝そべって手足を丸めている。
が、驚いたことに少女がその竜にのっかっていた。

「あなた方は…見慣れぬ風貌ですが」
サンダナが説明した。
「実は宇宙船でこの星に来たんだけどな」
「そうでしたか」
「それにしてもこの巨大なドラゴン…」
「ゼットドンといいます。このドラゴンをあやつる力を身につけ、暮しているわたしはいったい何者なのでしょうか」
「確かにでかい竜だぜ。完全にいうことをきいてくれるのか?」アルキポがそういった。
「ええ、ですが…アルクレオンの城が反対の方角にあります」

少女はなんでも街の人とも打ち解けているようなうちとけないような立という話だった。
ジルがいった。
「誰も相談できる相手がいないんじゃなくて、自分で心を閉ざしているんじゃないんですか!?」
「…そうでしょうか…」
少女は少し悲しそうな、鈍いような眼をしていたが4人は歩きだした。



3


「そろそろ引き返すか…」セプティミウスがいいだした。
通信機器でエスフラーデス号に電話をかけた。
ナギサがでた。
≪ハイハイ…ええ、謎めいた少女の他には何もないから引き返す。イェッサー、わかりました≫
「ふう…疲れたな」


そのとき、ドラゴンガールの竜と同じくらいの巨大なドラゴンが出現した。

【ドラゴンバーサーカー】

≪わしを倒せたら、知恵の泉の水を飲ませてやろう。魔法を使えるものなら威力が増すだろう≫

そういうなり、巨大な爪で前蹴りしてきた。
ガッ

セプティミウスがもろにくらった。
あわてて水薬をリュックからとりだした。

「危ない、さがって治療していろ」アルキポがドラゴンソードを抜く。
鏡のように磨かれた剣。

【ドラゴンショット】
ズガアアア

9999
(やった、つうじる)
ジルも念じている。

「俺が」
サンダナは疾風のかまえだ。
半身斜め横に構え、グッドソードを片手で釣りをするように突きだしている。


「痛ううう」セプティミウスはしゃがみ込み、水薬を飲んだ。さらに傷口にかける。

doga!!
ドラゴンバーサーカーはバイキングの角兜のようなものを目が隠れるようにかぶっている。

厚みのあるグッドソードは折れなかった。
次の瞬間、サンダナの剣は捕えていた。
カウンターのような動き!

ドッ!!!
2345

ジルのブリザードボムがドラゴンバーサーカーを襲う。
1840
キラキラキラ…



4


ドラゴンバーサーカーが口にためた火炎を噴き出してきた。
ゴガアアアア

セプティミウスがアイスソードで大冷凍をおこす。
冷気で相殺。

サンダナは987ダメージうけた。
ジルも1001ダメージ。
アルキポも1020ダメージ。

ジルはごほごほせき込んでいる。
ハッピーヒーリングの術で回復しようとするが、呼吸が苦しく知性が集中しがたい。

ノーダメージだったセプティミウスが傷を回復し終えて、動く。
紙縫い。
キン
抜刀したいきおいが紙一重で急所を狙う。
7845

「チッ、ドラゴンソードのダメージにおいつかないか」

サンダナがもう突進する。
ドラゴンの爪をグッドソードを楯にカバーする。
「おおおお、突進あるのみ!!」
「無茶だぞ」アルキポが叫ぶ。
ジャンプし巨体のドラゴンバーサーカーに空中春雨をしかける。
ドガガガガ
「やったか!?」

1945ダメージ

【ハッピーヒーリング】
ジルが回復した。
「はーはーはー」
両手を地面につけて息を切らしている。


5


アルキポが「一か八か」9999を超えるドラゴンショットにかけた。
「ラジオコントロールパンチ。これで敵の注意をまずひく、そして…」





母船にもどった4人にポーラさんがホットコーヒーを淹れてくれた。
「ああ、疲れた」ジルがいった。
「大変だったんだぞ」アルキポもいった。
セプティミウスはコーヒーカップをとってシュガーをいれてスプーンでかきまぜた。
サンダナはテーピングをまいている。

汲んで来た知恵の泉の水をジルとオーブリーが飲んだ。
二人とも魔法の力がわずかに上昇した。
エスフラーデス号はあと少しで復旧するという。







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