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2013年6月14日金曜日

襲い来る四天王!




来る











1


アルフレットが叫ぶ。
「ヘビーウェアが暴れている。とう!」
クラークがいう。
「あーいってこい」


巨大なつるぎはぎりぎりかわした。

ヘビーウェアの背中にはゼンマイがあり、目はピカソがよくかく、単純まる目だ。

「星座の彼方に飛ばしてくれる」
精神力 3457

巨大なつるぎ  2347
ザシ!

「ぐああっ」
ジャングルクイーンにかする。

恵みの雨
ざ・ざざざー

傷が癒えた。

悪魔の火焔砲  3457

ドンドンドンドン!

ウォーターカーテン 【炎を消火しガード】

0

エカルテにさらにダイダラボッチがあらわれた。
魚のような病的な皮膚をした巨人で、バルハルのゾンビ工場で生まれた。

「おお、こっちにも襲ってきた!」

クラークは一人で立ち向かった。
「軍は俺がやられたら動け。温存だ!」


バビロンに四天皇キルケーが侵入してきた。

アロンがいった。
「精霊の軍隊をよべ」
「きたぞ、化け物」


2


アルフレットが瞬間移動で現れた。

「助太刀します。以前はかなわなかったが、いまなら私の方が上かも」

アルフレットは正義の剣をかまえる。

巨大なつるぎ 4510

ゴッ!

アルフレットの右手・左手!
左に持ち替える。
3451
4574

ゴ!ゴッ!

「こいつは強力だ。神々に封印されていたほどだ。手加減せずに…」

オーラトレイン 5412
ゴゴゴゴゴゴオンン

「◆◇◆◇ ぐぐぐ…◆◇」

ゴオオオオオオオ 5461
「恵みの雨」
アルフレットは回復した。
「どうも」

「ぐおおおおおおおお!!!■◆◆◇◆◆◇◆」

怪力 7451

「ここまでか」
トレインを消去し、バリアにかえる。

アウストロガード 85% 

ブブン 1203

アルフレットの額が割れる!

「スペースブレイク」
アルフレットの体が輝く!

「熱を蓄積する間はわたしがひきつけます」
クイーンが念じた。

マグマの槍

ドス・ドス・ドス  4510! 4651! 4781

ゼンマイが切れてきた。
ぐぐぐぐんんん

自分でゼンマイをしめる。
ギコギコギコ!

悪魔の火焔砲!

3084
3564

火焔が二人を襲う!次々と火炎弾が発射される。
「…クッ!精神力が…」クイーンはくびをふる。
「頭痛がするほど使い果たしましたか!?あと少しです」

・・・・3210

スペースブレイク 20014

まぶしくあたりが輝き、樹木が何本も折れた。
流れ星が落ちてくるのではなく、ロケットのように天に向けて発射されたかのようだった。

ヘビーウェアはふっとばされて遠くの天体に消えた。




3



クラークVSダイダラボッチ
オーブリーが人ごみの中から見ていた。
「クラーク王が戦っているぞ…。加勢したいが、本人がいうなら。やられたら出張るか…」

ダイダラボッチは足でふんづけてきた。
「うお!?」
クラークは転がって逃げた。

「僕たちは10年後バラバラだろう。今でこそ、こうやってつながっているけど。ヘンリー・クローバー、ゼブラの女もそうだった。人間を動かしている理念は、他人と多くを共有しない。今も昔の僕も、歯車の一部がかみあったから、行動を共にしたんだ。でも、食い違う。互いの法がバッティングする。お互いが法を犯した戦犯だ。行動を起こすもとの理念は一時期の一部しかかみ合わないんだ。クラーク王とも、アルフレットも、エドアールもいずれは…」

クラークは槍をかまえた。
天に向かって投げる。
「おう!」
ジャンプして空中でキャッチし、そのまま投げる。

ダイダラボッチにつきささる。
巨人の怪物はモーニングスターをぬくとすてた。
クラークにむかっていき、つかむと力いっぱい叩きつけた。

ヒュー!ドゴ!!
「うごお…」
地面のブロックレンガがへこむ。

「力まかせだけど強ええ」

「理念や法など変更して曲げれば!?そういうやつは大概、理念も何もない奴だ。奴らの行動は迎合はするかもしれないが、中身がない。どうでもいいのが原動力だ。本当にはつながれない」

クラークはさずかった呪文を使った。
「できるか!?キング・オブ・キング!!」

カーッとクラークが光る。
金色に光、瞬く星のように点滅している。

ダイダラボッチがこぶしで殴りつけた。
ガッ!
ボガン!

殴りつけた拳がくだけちった。

「ぐおおおおん」
血があふれ流れる。
ダイダラボッチはもげた腕の先を口でなめている。
「おおおんん」

クラークはダイダラボッチの足をもちあげると、無敵の怪力で持ち上げ投げ飛ばした。
ごおんん
「おん!」

ダイダラボッチは反対にぶん投げられて、叩きつけられる。
地震のようにあたりが揺れる。

「ガオン系のやつら…そう、心の中で呼んでいるが、レベルラハム、アリスタンダー全部そうだ。他人のエリアに入ってきて暴れる、襲いかかる。侵略者だ。自分のエリアに侵入して勝手なことをされるなら、哲学もなにも、難しい判断なんていらない。徹底的に攻撃して排除してかまわない。あたりまえだ…他人の築き上げたものを平気で横取りして自分のものだとのたまう。ガオン系…」

「よし、首切り落としてやるからな。往生しろ」

クラークは輝いたまま、得物を斧にした。
「王として退去を命ずる」
実際は断首だった。

ザン…

国王の断首 7451

ダイダラボッチは首を切り落とされて退去した。

クラークは中度のけがをしたが、回復薬をのんで助かった。
大勢の人はクラーク王を称賛した。
エカルテの平和は守られた。




4



バビロン

アロンのもとに時空警察のパトロールから電鈴があった。
≪時空警察のジムです。モンスターに襲われているようですが!?≫
大祭司アロンが答えた。「申し訳ない。救援をお願いしたい」
≪了解!10分で到着します≫
ジムは宇宙船を旋回させた。


キルケーは以前バーラルレディとの戦いで壊れた塔の反対の頂上に、宙に浮いていた。
二本の塔は片方が壊れたままでいた。

処女の上半身にむく犬が数匹まとわりついている。
片手に剣をもち、ハトの翼と対比するようにコウモリの翼が反対に広がる。

クピドーとバビロンの精霊の戦士がたちむかう。
「塔から落ちるな!いや、翼があるから大丈夫だ。いくぞ!」

クピドーは太陽の矢をつがえた。
「発射!」

4100

ハルピュラメドレー 

キルケーは乱れた音楽を奏でた。

「ぐ!あやつられるぞ」

精霊の炎 451

キルケーの剣 

ガジィ 754

特徴のなさそうなやや細い鋼のような剣。
空に浮いたキルケーはかたてでかるくなぎはらうように、近づいた精霊をきりつける。
精霊は傷口をおさえるが、血が溢れる。
「く。癒える炎」

「強いぞ!槍でいけ!」

精霊が三人がかりで羽ばたき、槍でおさえようとする。
ムク犬 

犬が槍にかみつき吠えかかる。
「愛の炎だ。いけ」

数人が愛の炎の魔法をかける。

ゴアア
314454784


ジムとレイヤーが塔の階段を駆け上がって登ってきた。



5


「大丈夫ですか!!?援護します」ジムがビックガンをかまえる。
「あいつか!ビックガン!」

ドシ
キルケーに命中した。
1200

クピドーがさけぶ「いいぞ!近代兵器もいかす。おう」
金の矢 2314

ガッ

「石になるがいい」なるがいい」がいい」ふあぃ…」
エコーのように鈴のような声がこだまする。
鋼の剣を精霊の一人につきつけるようにむける。

シュー!ジャキン

「うおわ?体が凍りつく…」
「石になっているぞ」
「いやしの炎ううう」
「ダメだ!石化回避の薬とかないのか!?」

ギリシアやローマの絵画のように精霊の一人は石像とかして塔の頂上に固まった。

レイヤーがいった。
「しっかり、ジムあなたも時空警察の特戦隊の候補になっているって話よ」
「え!?なんだって、ぼくか…一番下のランクだろうな。うん、まあ、ぼくは戦闘に関しては熱心だ」

ビックガンを撃つ
ガィン!

今度は剣ではじかれた。

「敵は空の上!なら」
レイヤーはライトフレームランチャーをかまえた。
「高いぞー、それは」ジムがいう。

ノズルからオレンジ色のきれいな、火炎弾がまるまると発射される。

チュウン、チュウン!

キルケーに直撃する。
ボウン!ゴオオ 1200
1341

「いいぞ、時空警察のお姉さん。ぼくも」
正義の弓矢 

クピドーが射る。

ムク犬が自ら矢に刺さりキルケーをガードした。
「キャイイン」

とたんに巨大なオオカミのようになり、血を流して跳ねまわる。
「うおあ!?来る!」

「砲撃しろ!レイヤー!!」
「OK!?まにあうか」

ドン!

オレンジのエネルギー弾がオオカミを焼く。
「ガルウルルルウ」

塔の床に落ちてきたときには、毛髪のように塵になっていた。
「くそ!僕の弓より近代兵器かよ」
 



6


キルケーはダメージを負っているのはわかるが、弱る様子はなかった。
体の銃痕はいつの間にか埋まっている。

「よし、僕の弓矢以外の武器!!」
クピドーは背中の剣を抜いて跳躍し、キルケーに向かう。

「アロンの剣!」

アロンの剣はエクセレントソードといい、アウトセーバー、グレートソードとならぶ三大剣である。若い頃、アロンが愛用していた。グレートソードが大きな剣なら、エクセレントソードは中間程度の大きさの剣だ。

キルケーが自分の鋼の剣ではじこうとする。
ギンギン!

撃ち会いが空中で始まる。
見晴らしのいい高い塔のてっぺん、さらにその上。
雲の海が流れている…

片手のキルケーのほうが不利になってきた。
「おおお、豚に生まれ変わりなさい!!」
一本取られそうになり、たまらなく魔法を使用してきた。

口から赤いビームのリングになった魔法の音波がクピドーにむかう。

「しまった!僕には防御の術がない!?」
クピドーは直射されたが、一太刀いれた。

1347

キルケーの白い腕から紫がかった血液がダラダラながれる。

空中で羽の生えた豚にクピドーは変身してた。
「クピドー!!」
「クピド!!」
「天使さん」

フォーク!!
巨大なフォークがあらわれ、キルケーは剣をもちかえると豚をつきさした。

ガッ!

豚になったクピドーは刺されて地面に墜落した。
「ああっ」
「あああ」

「まずいぞ、一時的にでも追い払うか」ジムがグッド・ソードを抜いて、ロケットシューズで舞いあがる。

「いくぞ、魔女の精霊!!」
「援護射撃するから、力を入れなさい!!」

アロンがハルピュラメドレーを打ち消すように、英雄的な表彰式のテーマのような鼓舞する音楽を奏でる。

天に向かってのぼっていくような、彫刻や美しい壁画のような、壮大で感動的な一幕だった。

「受け止めろ!お前の魔法を喰らう覚悟だ」


キルケーは血がまだ止まらない片腕で剣を握りなおすと、威圧感ある女あるじのように胸高々と待ち構えた。

ガッ!
グッドソードが一撃で欠けた。
鋼の剣も…

キルケーは反対の指先に魔法を用意した。
(予想どうり…)ジムは両手のグッド・ソードの力を緩めなかった。

下から、レイヤーの火炎弾がキルケーの魔法にかする。

「フレイムボム」
小型の火の玉がジムを襲う。

そのときレイヤーのプロペライニングホーンのプロペラのカッターが四方からキルケーを襲い、切り刻んだ。

ザクザクザクザ

一瞬にしてキルケーは血みどろになった。
赤い絵の具をぶちまけた、古い中世のフレスコ画のようだった。

「おおおおおお、傷よ癒えろすべての魔力が傷をふさぐ」ふさぐ」さぐ」ぐ」…」

そういうと、雲の上の雲の隙間に吸い込まれるように遠くなって逃げていった…