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2013年5月13日月曜日

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電話交換義手



時空小説を一休みして


直接ふれあうと、おたがい意思疎通が悪いので、

さわりたくない、さわられたくないあいてと、必要に迫られて

接触するときどうするか?

意味のわかる範囲で相手の意思が伝わるならいいが、

おたがい文化に行き違いがある。

階段を上るように、一段一段はつながるが、

三段跳び四段ぬかすと、もう話の通じない世界が来る。

5歳としがはなれてなら、話が通じるが、20歳離れると会話になったりならなかったり。

あいだに通訳がいると会話が通じる。

むかし、電話の交換義手が神経質な会話のとき、

両方の通訳を果たしたという。

政治組織As「こっちの言い分はこうだ」

私立団体rE 「No.こっちの提示を読め」

電話交換義手 「そこはこうだ。互いに勘違いがあるよ」

政治組織As 「ふん。まあそれならいい」

私立団体rE 「こっちも、それなら要件をのめる」





改造マリッドゾンビとカリットゾンビ戦






改造マリッドゾンビカリットゾンビ戦










1


アルフレットはタクシーのなかでうなった。
「タクシーの中で着替えるスーパーマンみたいだ」
彼は地球では敵度に空を飛べた。
だが、それはアウトソルジャーのように宙にうけるのではなく、ジャンプ力を駆使して滞空していただけだった。

タナンダのところでのんだ知恵のみの酒のせいか、新しい能力が芽生えた。

タイムテレポート!

ブオオオオンン



エドアードはリモートメカが相手をしている間、味付き回復薬を口にした。
「くそ、もう限界だぜ」
キュポンと栓を抜き、手早く飲む。
二口くらい含むとまた攻撃に出た。

マクスウェルアーマーの空を飛ぶ機能をいかし、地面を滑るように突撃する。

バリバリバリ!火花が鎧から散る。
グーンン

そのままジャンプし、鉄兜! ふりむいたマリットゾンビの顔面に炸裂する!

顔面鉄兜! 3457

敵は大きな口をあけて牙でかみついた。
「があああ!」
マクスウェルアーマーから火花がはじける。

バリバリバリ! 678

「エドアール!」
エドアールは蹴りを入れて牙から逃れ地面に叩き落ちる。
「ハアハアハア…鎧でここまでもったが、一人で防げる相手じゃ」
「オレがサポート!」
ストロービームを放つ。

ガー ボン! 678



2


ブロームインにカリットゾンビが出現した。

ザールがかけつけるためオートコントロールカーにのりこんだ。

シールドと魔法殿の魔法騎士たちが相手をしている。
ヘラクレスもゴールドウィンのホテルから話を聞き向かっている。


カリットブレス

シールドはサイコシールドをかかげるが、あまり防げない。

ミノタウロスハンド 1574

音波気功!! シュジュウオッ!! 645
「だめだ。わたしの魔法ではこの程度だ」
キャプテン・シールドがいった。
「しかし、眠った牛のように動かない。巨大なライオンというか牛というのか」
大体全長が20mくらいある。
ステゴサウルスで8m、ブラキオサウルスで25mくらいだから巨大さがわかるだろう。


ラグナクロクでは、エドアールがふっとばされていた。
「ぐおお」
「エドアール!飛ばされてるぜ!!」

「マクスウェルアーマーをきて、ガードされているが!これでは手も足も出ないぞ」
「いいとこダメージあたえてるさ」

後ろから何か飛んできた。
ヒュ!

「はぁああああ!」

アルフレットの右手・左手・グッドソード

4510
4060

ザク…
ザギュ!

かなり重い手つきで斬りつけた。
「ギオオオオオオオオオオ」
全長20mのモンスターは吠え声をあげた。


「到着!」

アルフレットは軽やかに着地するとこういった。
「これから家庭をつくるエドアール君!無駄な労力はぼくが引き受けた。あれ!?違ったか?きみじゃなかったか。自分の家庭のゴタゴタだけでも満足にいかないだろう。便利なスーパーマンのぼくにお任せあれ」
「ああ、助かる…が…」エドアールは肩を押さえながらいった。
「そんなこといって、自分の力をみせびらかしたいだけだぜ。エドアール、ドリンク飲んで休ませてもらえよ!」
「ああ、そうさせてもらうか」
エドアールは地べたにすわって回復薬をグビグビ飲んだ。


タナンダは下界をのぞきこんでいた。
「焚き火にあたりすぎて疲れましたな―」
「あんな術を人間にさずけたの?」
≪ああ、さずけた。人間は面白いと久しぶりに思った≫
「物質的豊かさの次は精神的な豊かさ」
≪それを求めるのか人間は?≫
「金銭のようには貸し借り不可能です」
≪そうだろうな。私が人間を創ったわけじゃない。だから体(なか)を知らないが、苦しみと歓びをわけてうまいものを取ろうとする物はしくじる!とみたが…≫
「かんきりみたいに分離できないのです」
≪神話に出てくる…ゼウスが牛の脂身と骨をとり、肉と臓物と皮を人間の配分とした≫
「それはプロメテウス神話」
≪うまい肉を人間がとったが、骨と違いすぐ腐敗する。人間は不死になれないのだ。うまいものを苦もなくいただくと、永遠の生命にたどりつけない≫
「名声は骨を折って苦しまないと」
≪そうかもな。以外と一番うまいのは脂身だともいうな。骨を折ったものが一番うまい脂身を喰える。そういう神話なのかもな≫
「いいとこだけ味わおうとしても無理ですなー」


オーブリーはクラークからの電話で用意していた。
ガチャ、ガチャ。
ボンバーアーマーを装着し、イーグルフルーレ、ブルーレイピアを腰に帯刀する。
「よし」
テレポートソードはラグナクロクに駐車してあるジープの中に置いてあるという。案内人が立って待っている。
「いくか…」




3


アルフレットが突っ立ったままいった。
「お、この女の子かわいいぞ、なんだか仲良くなれそうだ、とおもっても一度もうまくいかないのはなぜだ」
「…」
「ヤヒだからだぜ。映画の人物みたいなこといってる」


エドアールは草地に座りながら考えていた。
以前なら集団で、てこずるあいてだった。
自分と仲間で戦って、いくら鎧があるといえ、疲労も被害もこんなものですんだ。
彼が助けにはいったとき、ほんとに助かったと感じたか?何だこんなものかみたいに感じたんだ。
強くなっている。確実に自分の実力が上がっている。
基礎体力が以前と違っているんだ。

アルフレットは正義の剣を抜いた。
「さあ、こんどこそいけるかな…」
左手に握り、あいてに突き出すように剣先をむけ半身にかまえる。

疾風(はやて)

ピクと動いた。
「う、動くぜ」
モンスターの前足の爪がおそう。
直撃!

バッ!

「動いた」
流れるように、風のようにかわし、そのままの流れで斬り込む。

ザギュウ!

疾風 4009

「あれだ!技を豊富に持ちたい」エドアールがさけんだ。

アルフレットがいった。
「よけるがごとく斬る」



4


ブロームインではザール王子が到着した。
「使えるもの全員で同じ魔法をかけるんだ」
敵は半分寝たまま置きない。

「エアーアタック!」
「エアアタック」
「エアアターック!!」

つむじ風が次々襲う。

541641741・…

「相乗効果を期待したがこんなもんか…」
次の魔法を魔法騎士たちがかけた。
「フレイムボム」
「ファイアクロー」
「ファイアボール!」

601784794

一方、ラグナクロクでは。

疾風(はやて)

「正義の剣といってもこんなものか、それともぼくの正義が弱いのか」
剣を半身にむけ、じっと立つ。

直撃!
バッチーン

「勢いをなくした銃弾が鉄板とか壁に当たってはじかれるみたいな音だぜ」

アルフレットは正義の剣ではじいた。
次も…
直撃!
バチ・ン!

改造マリットの攻撃は当たらなかった。
「不死身の男だぜ」
エドアールもいった。「不動の姿勢のままあの爪をはじくとは」

「そろそろいくか!」
アルフレットは軽く跳躍すると、改造マリットの首に攻撃した。
「はああああぁ!!」

牛頭落とし! 6451
左手で 「はああ!」 6147

ザシ!ザシ!ドスン!

マリットの首が落ちた。
「ふう。倒したぞ」
「おおお、肩ロースってかんじがするぜ」

しばらくすると20mの首なし巨体は消えた。




5


エカルテ城

クラークが王座にすわっていった。「なにごともなくてよかった。城も改築したばかりで壊したくないしな」
オーブリーとアルフレットが立っている。
「それにしても、少し前よりパワーアップした気がする。二人で倒せるくらいに…」
「そりや、いいけどな」
「…」

スフィンクスのモニターにニュースが映る。
≪地震によるゆれにより、ブロームインの中央の山付近で土に隠れたピラミッドが発見されました≫
「ええ?」
「クラーク君…この星に先住民なんているのかね」
「さあ、なんでも四つの円盤のうち、エカルテとブロームインははじめからあったらしいけど」
「だいたい、誰が造ったんだ?」
オーブリーがいった。
「僕たちが来た時は、人間が自分たちで作った星だと思っていた」
「でも、それだと着陸する地面がないしな。コロニータイプだと思っていたけど」

≪ブロームイン王による説明ではと、ブロームインの大地には先住民がいた可能性があると、神々がこの円盤を改築して現在のわれわれを住まわせたとかいわれているそうです≫
「…大昔だな」

≪現在発掘調査がおこなわれ、今後の調査結果が期待されます≫
「おお?」
≪現在発掘された品は、古代人の化粧品用具、Newデザインの絵画、現代からすると斬新ですが、古代では一般的だったのでオールドデザインといえるのでしょうか?武器も発見されそうだということで、ザール王子が発掘に…≫

古代王家の化粧品用具がTVに映された。
「なににつかうんだ?」
「さあ」

≪現代人から見ても納得する製品で、模倣品を製造販売する計画も立ちあがっている様子です≫
「現代人の文明でも思いつかない品物か」アルフレットが納得しながらいった。「ピタゴラスの定理なんか、ハイテクマシンがなくても知恵だけで出てくるだろうからな。発想は古代人でも可能だ」
「メソポタミアの羊飼いが星をながめて星座とか神話を考えたというけど。智慧は現代人に劣るといえないからな。古代人は生涯独身派と妻が二、三人いる派がどちらも多かったとかいうな」
オーブリーがいった。
「たぶん、モンスターがピラミットの内部にいるかも」