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2013年12月7日土曜日

原始獣VS時空警察のファイター







原始獣VS










1


エカルテ城

「昼飯が来たぜ」
給仕が運んできた。
【チーズ、キムチ、塩サラミ】

「塩っぽいものばかりだ」エドアールがいった。
「炭水化物がないぜ…!?」トムもいう。
クラークがいった。
「塩が腹減るけどな…炭水化物がはらへらないんだな」
トムがいった。
「そりゃ、発汗(perspiration)で仕事しているからだぜ。インスピレーション(inspiration)で考えるからだ」
「そうかあ」
「酒のつまみみたいな昼食だ」オーブリーもいった。

エドガーとホワイトさんは城内のレストランで食べているようだ。

その後、アルフレットがドリトスを撃破したニュースがあらわれた。
「おおっ…とうとう動いた。来たな」
「やったぞ」オーブリーも興奮する。

「コメント書かないと」クラークも思案しながら王座に座っている。


アルフレットとファジオを乗せた船の中。
「オーラを使いすぎて、また帰ったら眠りこむな」
「…まあ、コインとかの戦士が間を造るから」
「そうだな」
翡翠の王冠をかぶっているせいでアルフレットの精神に変化が現れた。
※ξ§「むむっ!?あれほど先のばしにしたかった、組織の編成をしたくなってきた。時空警察を超える私立警察を…王冠のせいだな。はずすか…」



2


エジオン・パーカーの基地

コーヒールームでアランとアルセウス、カーターがニュースを追っている。
アルフレットの凱旋はもう読んで、記事を飛ばした。
パーカーが入ってくる。
無料自動販売機で缶コーヒーを取り出して飲む。
「アルフレットはもどってきたら休養が長時間いるようだ」
カーターがいった。「アルフレット…よくここまで成長したものだ。私では岩は動いても山は動かない…」
アルセウスが発見した。
「来たぞ、時空警察のヴィクターが先ほど出発したとある」


エカルテ城

「ヴィクター出発」オーブリーが読み上げる。
「よし、二匹目の暗黒魔獣は時空警察が処理してくれるな」クラークは明るい気分になった。
「うちはいつ攻めるんですか」エドアールがいった。
「せかすなよ。タイミングだぜ。突っ込んでいって全滅かよ」トムがいう。
「それだな、タイミングだ」クラークが重そうにいう。「二番手は時空警察…三番目の暗黒魔獣をうちが攻める」
「最後の砦はどうするんだよ。三人で行くのか…」
オーブリーが口を添えた。「ブロームイン軍の敗退をみると、エドアールとぼくの二人がかりでは厳しすぎる…」
「だろうな」エドアールもいう。
「俺も行くしかないだろう」クラークはそういった。




3



時空警察が戦っている間。
エカルテではスポーツをみていた。
コインメタトリーのバスケットボールは階級制になっている。
ボクシングのライト級とかフライ級は体重で決まるし、階級に優劣はないのだろう。ここのバスケは複雑なルールで決まる。実力とかあるいは本人の志望だ。
初段、二段、三段のような昇段ルールにも似ている。

「おお、でてるな」クラークもスフィンクスをTVにしてみている。
「ジャガー選手だぜ」トムも見ていた。

インタビューに答えている。
≪「スラッシュ級にいたときもはや、やりつくした。スラッシュ級など『あまりうまくなりすぎるな。アマのスポーツチームが挑んで楽しいくらいがスラッシュ級だ。大学生が混じる程度でいい』といわれる。責任もない。ドラゴンフライ級にあがったとたん実行委員会に楯つけなくなった。ある意味バスケ業界の責任の一部が来るんだ。責任を背負うと逆らえなくなる。それが嫌ならランクを落として、軽口をきくさ。スラッシュ級のときただ強いだけで“嫌な奴だ”みたいにいわれる。階級にずっととどまって、一瞥しただけでゲームに勝てるまでいった。でも、そうなると嫌な奴にされるんだ。だからランクをあげてドラゴンフライ級になった。広い海に航海にでた気分だ。いろんなやつがいる。いぶかしがられていたのがウェルカムという雰囲気を感じるさ。縛られていたのが自由だ。それと、楽勝が全敗に変わった。スラッシュ内では縛られていた責任がクラスが上がるとない。そのかわりスポンサーやマスコミ、実行委員会に対して責任が重くなる。そのうえのバンダイ級までいったら何が見えるのか楽しみだ≫

「おー」
オーブリーがいった。「これだ。ぼくも地球からコインにテレポートしたときパンがうまいと感じたんだ。引っ越すとパンがおいしくなる」
「じゃあ、引っ越す寸前は塩がうまいのか?」クラークがいった。
「たぶん。ぼくはそうだった。理由は…はっきりしないけど」
「俺もあるぜ。引っ越すと一から勉強なんだ。糖分がいるんだ。煮詰まった環境だと発想の転換だ」トムがいう。
エドアールもいった。「それでインスピレーションか。発汗して塩分が抜ける。だから塩分を喰いたがるんだ」
「そういうこと」
「同じ階級にベテランとおりこしてとどまると嫌な人にされるんだな」クラークがいう。
「ある!妙にうまくなるんだ。誰も勝てない。一歩間違うとズルにみえる」オーブリーがいった。
「最強の初段だぜ」



4


時空警察のヴィクター凱旋のニュースが伝わる。

「おおっ」
次のモンスターは暗黒魔人アンティンエプルだという。
時空警察の公開情報によると魔人は対戦相手の人数を求めているという。
ゲームのように多数体多数の戦闘を楽しみたいといっている。
時空警察ではいまのところ会議を検討している。

「うーん。うちの出番だ」オーブリーがいう。
記録を読んでいてクラークは気がついた。
「音速の壁だ…マッハをこえようとするとあらわれる。パンチが手ごたえがあるんじゃなくて、早すぎて空気抵抗を感じるんだ。なんだか実態のなさそうなモンスターだ」
トムもいった。「というと?なんだぜ」
「人類は何かが速すぎる。技術の進歩か幸福か。そこで音速の壁がダイヤモンドの女王なんだ」

エカルテではその見解をネットに公表した。


エジオン

「なに!?音速の壁?!これはハウエルスだ。ああいう次元の管理人が正体だ」アルフレットがそういった。
「アルフレットおきてきてだいじょうぶなのか!?」


時空警察

ジュールが考えている。

「音速の壁…グラウディウスだ。二大王国が手を結ぶと独占禁止法違反なんだ。戦争になってつぶしあいにでもなればなかっただろうが、普通、ビックが手を結ぶには強力な外敵の存在や苦難が必要だ。だまっていると反発しあう。それがこんどは後先が逆なんだ。発電機に電球がついていると回すと同時に重さがかかる。つないでないと軽いんだ」










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