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2013年8月4日日曜日

ダンジョンマイスター攻略編




ンマター攻略










1


地球―ロシア―イワンの洞窟


四人は荷物から“大地の鍵”-ガラスの石炭のような石をかかげた。

バガン

音を立てて岩が崩れ、道が開かれた。
「いくぞ」アルフレットが突入した。

すぐ、迷路に迷った。さんざん歩いたすえ、落とし穴をおりることになった。
オーブリーがエドアールのロープでまず偵察する。
「いいか、鉤を床の隙間に掛けておけよ」オーブリーがつたっておりる15mの深さだった。
「僕がパワーで綱引きしててもいいけど」

オーブリーが下から声を出した。「なんともない。飛びおりても大丈夫なやつもいるだろ!?」
「どれ!?」アルフレットはそのまま飛びおりた。
「うお、かなりの体重を感じたぞ」
カーターは羽のように浮いて落ちた。
フワ


たいまつが壁に掛けられている。
「だれが、こんなところに灯すんだ!?」エドアールがいぶかしがった。
見ると向こうの奥からガーゴイルのような図体のモンスターがいる。

エドアールがオーバーランスを投げつけた。
グシ

ガーゴイルのサメのような皮膚が抉れてちぎれる。
「ガー」
超音波をはっしてきた。
「うっ!」エドアールは耳を押さえた。ダメージは小さいが防げない。

オーブリーがスカラムーシュを勢いよく体重を乗せて突いた。
ドス

爪が襲う、「おっと」オーブリーは下がってよける。
敵は体が通路につかえてあまり動けない。
超音波を連発してきた。

「うおお!」
カーターがライオンショットをうつ。
「まだ、死なないぞ。体力の塊だ」

アルフレットは日本の薬草、シソをかじった。
「日本の薬草で…」
「アルフレット!焼け!」カーターがいった。

「洞窟ごとくずれるなよ、アウストロクロス!!」
アルフレットは両手をこじんまりと突き出し、アウストロクロスをうった。

ズドドドオンンンンン

煙が上がり、何も見えなくなった。
確かに天井が落ちてきそうなくらいだ。
「大丈夫なのか…!!」
「ごほごほ、むせる」


敵は半分焦げた肉片になって飛び散っていた。

「無責任に体力を消耗する、ごほ」

四人は通過した。




2



ジムとネオは洞窟を進んでいたが、トラップにひっかかった!
「うわ、床が」
落とし穴が急に開き、二人は落ちた。

下のフロアの牢におち、天井は固く閉じた。
どし

「いてて」
アルセウスたちの隣の牢に閉じ込められた。
「くそ、牢か…」



3


ヘラクレスはアリスタンダーと再び対峙した。

アリスタンダーは巨体を…
両の腕を頭上でクロスし、体力を蓄積しようとしている。
ふと、声を出した。

「どうした…結界を切れ!」

「…」

天上の高い洞窟だが、水晶の宮殿のあたりが時々きらめく。

半透明のリングの結界をヘラクレスは正義の剣で切った。
ザシュ…ジジジジジ


「命と引き換えに、おまえを倒す。結界の力を楯に変えた」
水晶のようなシールドをもち、正義の剣をすてて、ゴールドエクスカリバーを握る。

「全エネルギーを燃やしつくす」

ゴゴゴゴゴゴ
あたりは揺れだした。

ヘラクレスのオーラが最大まで高まる。
ゴールドエクスカリバーは熱で消滅限界に達しようとしている。
クルルルルルウオオオオ

振動のせいか、板のような剣から振動音が発生する。
「いくぞ、アリスタンダー!!」


魔王のマントでアリスタンダーは防いだ!
マイケルクロス 最大 8745!!


最大の攻撃と強力な防御。
矛盾の結果 8000いくらのダメージ!

「くそ!こんなものか!貴様の防御!」

魔王はアルフレットのオーラトレインに似ているクエーサーを発動した。
洞窟内に魔王のクエーサーのジェットが洪水のように雪崩れる。

あたりが光の海のようになり、気がつくと倒れていた。


「…」
ヘラクレスは瀕死の状態までダメージを受ける。

魔王が短い時間にセーブしていたが、ヘラクレスはもう立てなかった。
かろうじて、オーラと薬草を口にして、死を喰いとめていた。
ゴールドエクスカリバーは消滅していた。



4


オーブリーとカーター、エドアールがトラップにかかった。
壁が回転ドアのようにまわり、一周したかと思うと、落とし穴に落ちた。
アルフレットは一番後ろを歩いていたため、のがれたが一人はぐれた。
「お!おおい…カーター」


三人はネオとジムと同じように牢に落ちた。
左端が、アルセウス達の牢、真ん中がジム、右がオーブリー達の牢だった。

「おお、おどろいた」オーブリーがいった。
「油断した。不意を突く罠だ」エドアールもいう。
「さっさとでるぞ。あ、アルフレットがいないな」カーターはエクセレントソードを握ったが、案外硬い。
ガン、ガンン
「剣をおかしくする」カーターは手ごたえで嫌がった。
スネークソードと同じ材質でかなりの硬度だ。

隣から声が聞こえてきた。
「おい、誰かいるのか」ネオがしゃべっている。「ハハッ、誰もいないか…」
ジムも笑った。
「ハハッ、硬い牢だ。幸い飲み水があるし。少し休むか」

オーブリーがいった。
「確かにいるぞ、人の声だ。なんだ、彼らも閉じ込められている口だ」
エドアールがいった。
「非常食と水薬で疲労をとっておこう…」


5


アルフレットは一人になって進んだが、心細かった。
「エドアール!カーター!クソ!声もしない」

階段がなだらかにつづくようになった。三本の道が一つになる交差点についた。
輝きから、まっすぐ先が目的地のようだ。
アルフレットは思わず走った。

「!」

ヘラクレスが気を失っている。

「おおっ、とうとう…」

巨大な山脈のようにそびえる。
あるいは崖の真下から上を見上げるかのような。
アリスタンダーがいる。
巨躯をしずかに呼吸に振動させ。
巨大な腕をクロスして瞑想している。


アルフレットは落ちている正義の剣と結界の楯をひろった。
そして、ヘラクレスにヒーリングを軽くかけた。

「弱いということは惨めなものだ。我が王座を脅かすものよ。お前も、善神の化身のように無残に滅びるのか…?」

魔王が口を開いた。
あたりの水晶の壁が、一斉にキラキラ輝きだした。
まるで時計屋の時計がいっせいに目覚ましのベルを鳴らしたように。

「我が不屈の闘志が善神の支配の期間を撃ち破り、魔の支配する災禍の続く、神の時代へと導いたのだ。邪神として祀られたことのないこのアリスタンダーを祀るがいい。崇め祀る魔神の祭祀たちが祭壇を築くことを…

アルフレットが遠慮がちにいった。
「惨敗だけは避けたいけど…」

「結界はすでに善神によって切られた。広い闘技場を…」
アリスタンダーは洞窟の天井をつきやぶり、ヘラクレスとアルフレットを空へ運んだ。

下には光の階段が用意された。

何段なのか下に、もうひとつ広い闘技場が用意されてあった。
「?」アルフレットはその時はわからなかったが、のちに理解した。

「天を崩壊させるほどの力でも遠慮なくつかえる」アリスタンダーは宇宙空間そのもののリングに羽を広げた。

コインメタトリーが遠くに見えていた。
星がきらめいている。
ジェットストリームにかこまれ、プロレスのロープのようであった。



6


三つの牢の鉄格子が突然消えた。
バン
「なに!?それにこの振動!」

全員は自己紹介の暇もなく、道を急いだ。
そして、さっきまでアルフレットたちがいた広間についた。
「おおっ、天井に階段が!」



ヘラクレスは宇宙空間で目を覚ました。
「おおっ、これは…」
アルフレットは無言で正義の剣と結界の楯をわたした。
「…起き上がって戦えというのか。せめてもう一太刀…勝利の明星にむけて…」


アリスタンダーが動いた。
魔王の剣で自分の反対の腕を切り落とす。
ザン!
切れた腕は下に向かって落ちていった。

「……」


エカルテでクラークが気がついた。
建物の中なのに、アルフレットたちの宇宙空間の闘技場がみえる。

ファイブクラブ・モーニングスターが共鳴しだす。
クラークは大神の力により、闘技場に運ばれる。

秘書猫があっけにとられ無言でいるのがみえる。


「クラーク君!最終決戦だ」


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