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2013年7月15日月曜日

ダンジョンマイスター


ダンョンイス







1 マスター、ドイツ語でマイスター、イタリア語でマエストロ


アランは意外と一番おちついていた。
平気な顔をして非常食を食べている。
「おちついているな」ヘラクレスが笑った。
「あなたみたいなひとは閉じ込められた経験、かえってないだろうけどオレなんかしょっちゅうだ。なれてる」
地べたにあぐらをかいてモグモグ食べている。

「船乗りシンドバットみたいだな」ヘラクレスも非常食を口にした。
「自分なんかまだ恵まれているって平然としていれば道が開かれるんだ」
「…」

水がごぼごぼいっている。
スネークナイトが目を開いたまま動かないでいる。
寝ているのか?
と思うと、万力のようなスローモーションでわずかに正確に動く。
爬虫類である蛇の微妙な静止だった。

「それでどうする?」ヘラクレスがアランにいった。
「『迷惑な人は閉じ込められるの法則』さ」
「!?」
「我がままで危ない奴ほど、だんだん周りは相手しなくなるだろ」
「ああ」
「閉じ込められたり、付き合う人がいなくなる。楽したつもりが損する」
「そうだな」
「逆に苦労して気配りしたり我慢できる人は安全だから通される」
「なるほど」
「ふだん痩せ我慢したりマナーのいい奴、いろんなところいけるようになるんだよ。ゲームだと、鍵をてにいれたり、船をてにいれたり、イベントクリアするといける行動範囲が広くなるだろ!?話がわかる奴ほど、愛想良く迎え入れられる。レストランでもどこでも追い払われない」

「だが!?敵陣だぞ」
「同じだよ。魔王とはいえ組織のトップだ。話がわかる大人になって、条件が合えば外に捕虜の迎撃兵としてだしてもらえるかもしれない」
「なるほど」
「完全に安全になるまで後ろを見せられないけど。嘘ついて迎合するんじゃなくて折り合いをつけるんだよ。譲れる妥協範囲を粘るのさ」
そういいながらアランは荷物の中から薬草を取り出した。
よもぎだよ、傷口にはるといい」
「ああ、使わせてもらう」
傷口は生乾きだったが、浅黒く血液がみえている。
よもぎの葉をよくもんで汁をだし、傷口に塗った。
「アリスタンダーの大剣は強烈だったかい」
「いや、不覚にも気を失った。大したことはない」



2 「中国怪異集」より



アロンがソーシャルネットワーク(SNS)をみていた。
アロンの良縁祈願の仕事だった。
突然、大司祭アロンに会いたいと旅の者がやってきた。

「私は40をとうに過ぎたが縁がなく結婚できないでいる。私の縁談がまとまらないのはどうなっているのか帳面を見てもらいたい」
アロンはSNSの画面を見せた。
「この女があなたと赤い糸で結ばれた相手です」
「なんだ!?まだ中学生か高校生じゃないか!ああ、アホなこと書いているぞ、私はもう40過ぎだ。今すぐ結婚したい。こんな娘みたいな年の女じゃいつまで待たされるかわからない!こっちの30過ぎの女にしてくれ」

「この女の子から生まれる子は大切な使命を託された人物になる相がみえる、バカなことは考えないことだ」
「いいや、運命の赤い糸をほどいてくれ」
「私の気持ちでかんたんにコントロールできるほど簡単な天命に縁談はできていない。私の祈願と水竜の神の置く布石、星の運命図、かなり複雑なからくりで決まっている。運命の羅針盤など動かすものでもないし、気持ち一つで変えられるものではない。私たちも縁談の不思議な運命の運行図を研究中だ」
精霊の一人が補足した。
「縁があれば嫌でも結ばれるし、縁がないといこじになっても結ばれません」

「神でも、計り知れなく、動かせないというのか。それなら水竜の神にかけあってくれ」
「水竜の神など、この私でもやりとりしたくない。雷神でもふるえあがる、恐ろしい水神の主(ぬし)だ」
精霊の一人が叫んだ。
「そう、ぬしだ。しとめたりしたら一族全部全滅するぜ」

「そこをまげてくれ」
「だが、私が水竜の神と友人だとか親しいなどと、勝手に思わないでほしい」
「わかった。たのむ白髭の神様」

アロンはコンピュータを操作した。
アロンの神々のコンピュータ端末はデスクと一体型の業務用型だった。
「下界の私たちのは卓上式だよな」
精霊の一人が「よけいなこというなよ」とつついた。

鎧武者のような使いの者につながった。
「何か御用で?ええと、バビロン城主アロン殿」
アロンは掛け合った。冷や汗まじりであった。

「大王はただいま、元珠閣という御殿で、太陽道士というお方と、火についての学問をしておられます。それが終わるまでもうしばらくお待ちください」

一同、半刻ほどまたされた。



3

「大王がお会いするというので、こちらに案内しますのでそちらに迎えに行きます」そう鎧の男がいうとタイムテレポートでまるでモニターから出てきたかのようにあらわれた。
「いいですか。わたしが目を開けていいというまで閉じていてください」
鎧の男はてをつなぐとそういって、テレポートした。

気がつくと御殿の中だった。

謁見の間が開かれた。
中にはいると、大王と女王が横並びに王座に腰掛けている。
水竜というが、人の形をとり、昔の中国の王公の格好をしている。
旅人にはガウンをまとっているようにみえた。

着飾った格好をした女性は美しく、水竜の妻であった。
大王より先に大王の婦人がうながした。
旅人はお辞儀をして話をした。

「私は旅費をかけて天界に縁談の相談に出かけました。若い女性など夢ばかり見ていて現実を知りません。私も若いころは稼げなかったが、苦労して学問を積み、今ではそれなりの収入もあります。三十そこそこの女性の方が大人でセンスがありかっこいい。話がわかるし、一緒に夫婦として暮らせる。それに私はもう結婚したいのに待たされるのは苦痛でもある」

「ふーむ」
大王は王座から立ち上がり、ぶらぶらとあるきだした。
無言で思案していたが、甕に映る映像を見てこういった。
「なるほど…わからないわけでもない」
旅人は顔が明るくなった。

「が、あなたの縁結びのひもをいじると、まるで全体のブロックが雪崩のように壊れる。今まで学問したところによるとそう予言できる。あなたひとりならいいが、全員の縁談を崩すことになりかねない」
旅人は肩を落とした。
「もし、ダルマ落としみたいにあなたの縁談だけいじるには…相手もいる話です。あなた一人の願望では」




4


ラグナクロクーガウスの通う高校

数学の天才少年とローカルな記事にされる少年ガウスの通学する高校だが、ガウスと違う学年のあるクラスの授業。

「ワイも、君たちのために勉強してきたで!!

グレートシティのハイスクールなど未来的なフォルムで電子頭脳を駆使したハイカラな学校だが、ゴールドウィンはどうだろう?
たしか、地球のイギリスのケンブリッジ風の大学だ。
生徒はしばふのキャンパスに身を沈め、ハイキングのようにお昼を食べる。

エカルテの大学は厳しく、勝者は優遇という大学教育だった。だが、現実かけごえまでだ。

ガウスはまだ高校生だが、ラグナクロクの大学では参考図書というか教科書のリストを学期前に渡され、生徒が自分で図書館や書店に足を運び選んで買う。強制ではない。だが、教科書を踏みつぶした後ならいい悪いがわかろうが、これから学ぶ学生にはほとんどわからない。そこで、教授がどれだけいい本を知っているかにかかわるというのがラグナクロクの大学の伝統だ。よくいえば子弟制度のような風習が残り、参考図書をより多く踏みつぶした教授がありがたがられる。

教科書を書いている教授など名誉教授とあがめられる。
大学を卒業してなお通用するような大型の教科書が図書館や書店に並ぶ。
一流の専門書だ。だが簡単に理解できない。
そこで専門書と高校の教科書の橋渡しなども必要であった。


「君らこの項目のこと知りたがってたやろ!?ワイも勉強したてやらから教えられるで。ワイの授業受けるの楽しみになるやろ?!」

普通の日本の高校のように机といすが並び、生徒が座るだけの高校だ。

「ワイもまだ若者に分類される年ごろやが、熱にやられるわけにいかん。君たちも頑張りどころやで」

人数が多いので、人体の熱がこもる。頭を使ってカロリーを消費しているため、二酸化炭素の呼気が渦のようになり、酸素が薄まって苦しくなる。窓の外の日差しも熱い。

「君ら夕べの酒残って頭痛いみたいな顔しとるけどまだ高校生やろ!?なに!?毎日朝が来るから二日酔いみたいに?また授業かやろ。わかるでワイも」

丸眼鏡をかけた、髪のやや長い、少し年上の教師が教壇で教鞭をとる。

「な、いわれるやろ、きみたちもなめられるで。グレートシティとかワイもいってきたけど、数倍すすんどるで。君らも行ってみるとええで」

不良が多いのでは?といぶしがられるラグナクロク方面だが、授業は落ち着いて聴いているように見える。顔色が悪いがティーン特有のローゼだ。

「君らもいこじになるやろ!?ホナ、熱くなってきたんで残り10分以上あるけどな。終わりにするわ。君らもお昼楽しんでや。じゃ、ありがとうございました」





5


カーターがポートシップスの宿屋で夕食後、自室のチェアにこしかけ、エクセレントソードを布で磨いていた。
窓から波の音が聞こえてくる。
だが、この音も聞きあきていた。
まだ体が揺れている。タオがなければ気持ち悪くなっていただろう。

小部屋は狭いが窓から見える海が広かった。
ハーランドはあの海の向こうだったか。

ドンドンと乱暴にノックする音が聞こえた。
「どなた?」

殺気がかすかにする。用心しながらドアを開く。
「カーターさん!?帝国ギズモンドを狙っているとか。話があります、きてください」

「…」

カーターは月夜につれていかれた。

無人の港に浮かんでいる船に乗れと言ってきた。
夜の海は怖い。
足元が暗く昼の何倍も怖い。

「…何をする気だ!?」
カーターは流石に用心していった。
「決闘するだけです。腕に自信があるあなたなら安心なはずだ」
「…」
カーターは船にのった。
手にエクセレントソードの鞘を握り、背中にライオンソード、ステンレスソードは殿下にあずけてきた。アメリカの自宅にも何本も所持している。

揺れ方が昼間と違うような船に乗る。
潮の満ち引きとか流れか…?

海賊に脅されるかのような怖さだ。

敵が覆面をとった。
月明かりが照らして見えた!
カーターの顔をしている。

「!」
「DNAカーター」
「なんだと!?」
「私はあなたの息子だ。頭髪から勝手に合成させてもらった。ゾンビ工場で」
「息子…人権問題だが、塩基配列をコピーしたところで息子といえるのか」
「息子を殺せるか!?父よ…」
DNAカーターは剣を握っている。


6


エカルテ

「クラークくん。素晴らしいことを思いついた」
「なんだよ」
「まず、僕の体をアルフとレッドにダブルボディで半額にする」
「ああ」
「アルフを地球に行かせ、レッドはここに住む。素晴らしい二重生活だ」
「アリスタンダーたおしてからにしろ、そろそろ第二次討伐隊組むぞ」
「思うに、あまりにはっきりした白昼夢とか夢とかアイデアとか、もう一人の自分が体験しているのがテレパシーで伝わるのかも知れん」
「なるほどな」
「あらたな必殺技、スカイボールを炸裂させたい」
「おまえからエドアールとオーブリーにそれとなく連絡しとけよ」
「おっ!とうとう連絡かかりか!?クラーク君」




7


カーターはいった。
「私の息子にしては青侍のようだが…目的はさっき言ったように私の暗殺か」
「そうだ父よ。あなたの宙に舞って攻撃をかわす動作は船の上にむかない」

「…バイオハザードだ。時空警察に提出して科学技術のガイドラインを決めてもらう。悪く思うな私の型をとった青年よ。見るとわたしの二十歳くらいの姿のようだ」

そういうとカーターは宙に舞った。
だが、マストがじゃまになる、着地の地面は狭い船で揺れる。

エクセレントソードは当たらず、船の甲板につきささる。
ドカ
まな板に刺さる出刃包丁のようだった。

「障害物競争だ、100mならあなたのほうが早いかもしれないが」DNAカーターはスリープダガーを片手に構えた。
「足場の狭い戦いを教えよう父よ」
ダンスのようなあしさばきで、くるくる回転するように忍び寄る。
「ぐあっ」
カーターの背後にまわり、腰に片手でスリーブダガーを突き刺す。
「すりあしだ。手加減して刺したがどうだ?いつもは自分がさす立場だ」
麻薬のバンジ(麻酔剤)が刃に塗ってあって、しびれ薬のようにしびれる。

「くそ、目が…あたりが暗いうえ眠気も」
「そんなものか?水平剣」
スリープダガーを目線の高さくらいに横に構える。

「首筋の血管を切るつもりか」
目が回ったカーターにはもう敵は消えていた。
目の前の首にダガーがギラリと光る。

「!ぐ」
血管を切断するどころか首ごと持っていかれる!
そうカーターは神経が緊迫し、呼吸が荒くなり、心臓が鼓動した。

「エクセレントソード」
剣を隙間を縫うように最短の動きで持ち上げ、ダガーを回避した。
ものすごい計算を一瞬でこなしていた。
素人には単純な動きだが、緊急命令が体内を駆け巡り、一か八かの恐怖でなくてはこう処理できなかった。

ガギン

「よくぞかわした、水平剣を」
「弔いは…ゾンビ工場の壊滅をもってする」

アロンに教わった、サンラストブレイク。
修行して理解したが、たやすく使いこなせない。
我流でまねた簡易術。

「エクセレントシュート!!」
後ろに力づよく跳ね、反動をバネにして分厚い剣をふりかぶった。
DNAカーターはスリープダガーをかまえたが、重い勢いにダガーがはじかれ、胴体が真っ二つに切り裂かれた。

「ぐがっ!?お見事!・い´κ…」
ドボン!

夜の海に胴体がちぎれた死体が飛び落ちた。
水しぶきが勢いよくスプラッシュする。
「さらば…私のコピーの青年。ハァハァハァ…」



8


天界バビロン

アロンの鳥にまじって、見たことのないカラフルな鳥が混じってきた。
不格好なフォルムだが、デフォルメしたような愉快な恰好だ。

「大王さまからの伝言」そう、くちばしからしゃべったと当時に映像が見えた。
アロンは叫んだ。
「大王の幻術だ!」


≪アロンどうした、連絡をよこさないのか?朕が面白いものを見せてやろうと思い千年王国の伝書鳥(でんしょちょう)を使わせた≫

闘技会場の風景が映る。あざやかな風船が観客の手から離れて空を飛んでいる。メッセージカードや花の種が結ばれている。

大王がのべている。
≪朕はちんちくりんだが、娘はこの上なく美しいことを保証する。私に瓜二つだなどというのはやめておこう≫
だが、誰もその姿を見た者はいなかった。

≪勝者にしか姿は見せられん。なにやら、難癖をつけたい目で見ている娘子もいるようだが、常日頃、平伏させている埋め合わせに面白いものを見せる。吉日なのでめでたくいきたいのでな。贈り物の菓子をくばるし、まだまだ楽しみの企画も立てる≫

幻術の映像を見ていたアロンはこういった。
「男性でそんな妬む人あまりいないか、罪になるが女性ならいるだろうな」
ポストクピドーと自称する精霊がいった。
「男でいたらチャレンジャーとかになってるぜ。オレも槍をしごくぜ」

みると、巨大すぎる船が宇宙に浮かぶ。

≪競技の褒美の一つじゃ。巨大な船や生態系を取り入れた船ならお主の世界にもあるだろうが、これは太陽をふたつ動力に使用しておる≫

「横に長いぜ。図鑑の鯱とかサメとか戦艦とかそうだぜ」圧倒され口を開けて見ている。

確かに横に長さがある。
横長の宇宙船の周りを小型の太陽がまわっている。尻のロケットにも太陽がくっついている。
「おおお、なんと巨大な」

≪これは町といわず国がこの中に収まる。長旅でも赴任しているのとおなじ暮らしができるし、明かりも植物も小型太陽から光を得られる。動力用に二つの太陽があり、攻撃、防御用の光防壁にもこのエネルギーをつかえる≫

ためしに強力な波動砲をうたせた。
ズームムム

離れた映像からみるとスケールモデルのようで迫力がない。
アップで写すと全体が見えないため、巨大な船のどこを映しているのかわからない。巨大さが把握できない。

船は揺れる程度でびくともしない。

船内からの映像が映された。

廊下のようなかんじで、横側が大きく連続した窓だ。
カッ!と波動砲がとんできてまぶしい。
が、一瞬で遮光シールドがさえぎる。

向こう側は連続して撃ってくる。
波動砲のしぶきというのか、高熱のエネルギーがこちらの船に衝突するが、動力である太陽からのエネルギーをバリアにつかい、つぎつぎ防いでいく。

≪どうだ、アロン。無敵の戦艦だ。恒星艦(こうせいかん)と名付けた≫




9


地球―ロシアーイワンの洞窟


ジムはマフラーをして軽く上にコートをはおってイワンの洞窟を点検に来ていた。
なかには時空警察の制服を着ている。

「うーん。どうしようもない」
はく息が白い。

そのとき同じ時空警察の制服を着た男が来た。
「…」
「君は…!前世で片目が見えなくて、ポケットに手をいっつも入れていた!!」
「よせ!度が悪いけど、眼鏡が買えなかっただけだ」
「名前は?誰だっけ」
「ネオ。特別防衛隊、V.キャノンの隊員に選抜された。どけ、俺の技で洞窟を開く」

ネオはポケットから手を出すと水平に構えた。
ドガン

爆発が起こり、入口の岩が砕けた。
「すごいぞ」
「ハッー」

二人が入るとまた岩が崩れてふさいだ。



10


「イワンの洞窟か…」
ジムは携帯ライトをとりだして灯した。
さらに腰のサイドポケットをたたくと剣がヌーとでてきて、キャッチした。
「ステンレスソード。地球でメインの武器らしい」ジムはそういって片手に剣をもって歩き出した。
「よく洞窟が開いたな」
「ハハッ。大概のモノはこじあければ開くんだ」
「すごいな」
「よせ、かばうな。でも肉と赤ぶどう酒が喰いたいな」
「ああ、農家の仕事に働きに出れば食べられるさ」
「ハハッ、いつの時代だ。実は時空警察に入って給料がでてるから、眼鏡買えないふりとかもうできないんだ。最初から思ったけど給料やけに高いな」
ふたりは歩いていく。

「ケンカばかりしていたから時空警察にはいったんだ」
「それじゃ筆記試験受からないだろ」
「いや、受かった。眼鏡借りて学校行かせてもらったら。特別防衛隊の手当とかいれたら、ものすごい高給だぞオレたち」
「そう…ぼくはグレートシティにもどったら明細を見るよ。ここじゃ赴任だ」

スネークナイトがこっちに気がついてないが二匹歩いている。

「あ、やっと戦闘か?オレの超能力で」
「まて、一本道か…ダンジョン攻略の基礎を時空警察の学校でならったろ」

「ああ、通路は一つじゃない場合か…」

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