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2013年5月22日水曜日

打倒アリスタンダーの旅へ





打倒アリスタンダーの旅へ







1


クラークがアルフレットにいった。
「編隊組んでアリスタンダーを倒す旅に出すといってもな、エドガーもアルセウスも入院してるし、おまえとオーブリーとエドガーの三人だけだな」
「イエス。3人組を二編成は不可能だな」
「人数いっぱいいた気がしてたけど、いざとなるといないな」
「うむ」
「送迎のとき、軍隊の楽隊に演奏させて見送るな」


ブロームインのザール王子から送り物が来た。
「なんだ?」
「開けてみよう」
メールが届いた。
スフィンクスに表示される。
≪アリスタンダーを倒す旅にでるときいて土産だ。ガラス玉に霊力を封じた霊玉(れいぎょく)だ。傷や体力を回復する。魔法殿で開発した。がんばれよ出発はいつだ?。ザール≫

霊玉は5たまはいっていた。
「いいぞ、水薬より効果がありそうだ」アルフレットがよろこんだ。
5日後に出発だ。それまでに準備してくれ」



2


次の日

ラグナクロクーコンビニビルー旅人が出会ったり再会したりするという、いわくのあるコンビニ。 

エドアールたちが夕方、食料品を買いにコンビニにはいってきた。
「出発はいよいよ4日後だ。キャラバン(隊商)みたいだ」エドアールがいう。
「虫よけスプレー買えよ」
「エドアールだけ隊長だからにしても給料が違うぜ」
「そうだぜ。おごれよ」
「バカ言え、家族がいるんだ」
「たいしてデートもしてないくせに彼女といえるのかよ」
「バカにするな。おまえらも年金をあてにするな」
「最前線のコンピュータも買えないぜ」

レジでは時空警察の婦人警官レイヤーがたっていた。任務が休暇であり、ラグナクロクにきていた。
「ええ、この支払いを」
「手数料がかかりますが」
「ええ、わかりました」
赴任先からメガロポリスやデカポリスの支払いを払うと手数料が加算されることがある。




3



四カ国の国庫からアリスタンダー討伐のための軍資金40000をもって三人は出発した。
比較的安い連絡宇宙船にのりこんだ。
まず、メガロポリスの首都グレートシティで武器を整える。時空警察に掛け合い、情報を得る。


「席はこれか」アルフレットがいった。
電車と同じような4人掛けの座席がある。
「ここだ」オーブリーがいった。
エドアールは背中に半柄の剣を背負い、肩らからショルダーのようにグッド・ソードのさやをかついでいる。さらにこしにステンレスソードを帯刀していた。
「タッ!その重装備は何だ。荷物がでかすぎる。ほかの乗客に迷惑だ。どこかの戦士みたいにバズーカー担いで刀握って、大荷物か!?」アルフレットがとがめた。
「剣をあずけられるか、棚にのせれば問題ない。自分だって二挺しこんでいるだろ」エドアールがいった。
オーブリーは腰にサムライのように二本差している。
「そんなフル装備だと旅の途中でばてるぞ」
「心配なく」
「いいから座れよ」オーブリーがなだめた。
「置きスマホ」エドアールが窓際に置いた。「クラーク王と連絡が取れる」つけると、ラジオのように喋り出した。
≪お、もう船の中か。共通資金のことでもめたらいってくれ。いつもでられるわけじゃないけどな≫
「クラーク君。留守番をよろしく」
3日でつくそうだ。3日間乗りっぱなしだ」オーブリーがいって座席を自分の背丈にずらした。
「旅をしているとスナフキンに似ているぞ」アルフレットがいった。「気をつけろ、変なやつがいたら絡まれる」
エドアールがいった。
「不良マンガじゃないんだ。どこに見知らぬ通行人(パサント)で本当にからんでくるやつがいるんだ」
オーブリーもいった。
「あたり前だぞ、ガオンじゃなんだ、知らない人が噛みついてきたりするもんか」
置きスマホからクラークの笑い声が聞こえた。
≪アハハハハッ。アルフレットだ、アルフレットがいると絡んできたり、もめごとおこすやつ寄ってくるんだ。昔から≫
「おいこら、なんだとクラーク!!」

アナウンスがかかった。
≪投機をご利用のお客様、時空警察、グレートシティいき直行便。No.フィフティーンファイブ。5分後に発車いたします。偏光シールドスタンバイ。なお離陸の際にはGがかかりますのでご注意を≫



4



以前、パーカーとクラークで旅した時はパーカーがいたため、それと慣れ親しんだ相手の旅だった。今回は適度に人みしりする者同士の旅なので緊張感で背筋が伸びた。

オーブリーはいつの間にか眠っていた。
窓の外は宇宙空間のため夜行列車のように暗い。
「…眠っていたか、どのくらい寝ていた」
「少しだ」エドアールがいった。
焚き火の見張り効果だ。見張りがいると安心して自分は居眠りできる。
なにかあったとき二人が対応してくれるとタカをくくれる。

少し見づらい離れた所にモニターが壁に埋め込まれいてる。

エドアールは時計を見る。タイムスケジュールがながれている。
めくると小型宇宙ステーションにつくのが2日の正午くらい。
到着は3日目の夜だ。
運搬宇宙船のサイトからスケジュールがダウンロードできる。
「まだ、3時間しか経ってない」
深夜のようにあたりはシーンとしていた。
客がまばらだ。

アルフレッドがいった。
「やはり今は昼だ。コインなら。TVを見ると昼の番組だ。この番組しっている」
「ビデオ(録画)かもしれないぞー」

直行便で客がまばらなのに宇宙船会社の採算が取れるのは大部分積み荷の運搬で稼いでいるからだ。人と人の行き来はそうなかった。
行きのチケットはクーポンでのったが帰りに資金が足りないと帰れなくなる。
「たまには豪華客船でいきたいぜ」アルフレットがいった。
「ハハハ…資金がすぐそこをつくさ」オーブリーがいった。



5



宇宙ステーションに予定どおりついた。
「ああ、外に出られる」アルフレットがいった。
≪ご乗車いただき誠にありがとうございます。到着いたしました。宇宙ステーションロット⊿(デルタ)…です。搭乗口がまもなくひらきます。ここには3hアウワー止まります。通路はゆっくりと歩き落ち着いて乗り降りしてください≫


宇宙ステーションロット・デルタ⊿は五つの円盤の中心に軸が貫いた構造をしている。
いちばん上と下の円盤の大地は狭い。
上から二番目の円盤大地が広いが、それでも頼りない大地で、なにもない空間に浮かび不安定なさみしい気持ちになる。

ブロックをならべたような円盤に店やいろんなものがある。
空気もある。
コインのような広い大地と違い、一番大きくて半径が200mしかない。
ここに長く暮らしている人もいる。

樹木が植えられている。
軸とともに螺旋階段で5つの円盤の大地を行き来できる。

「噴水もあるぞ」アルフレットがいった。
「公園だけ切り取ったような狭さだ。刺激的だけど不安になる」オーブリーがいった。
エドアールも、「一生ここにいろと言われたら怖いな」といった。

ベンチが円周にならべられているが、策がないため怖い。
「落ちても浮かびますよ。無重力だから」
通行人がいった。

「コインに比べて軽く体が浮くぞ」オーブリーがいった。「地球とコインは重さの違いなんて感じなかったなあ」
「いえてる」アルフレットがいった。「紙コップのコーヒーとポップコーンが売っているぞ」
「武器屋はないのか」エドアールがいった。
ポップコーン屋さんは青と白のチェックののれんで、ソフトクリームも販売している。「ないよ。メガロポリスまで行かないと」
「すてきな小世界だ」アルフレットがソフトクリームを買った。

プランターの植木に花が咲いている。すずらんのプランターもある。
「レンガの床か」
メルヘンのお家のような家もあり、きくと民家だという。
「暮してやがるぜ」

病院もあり、医者が赴任している。
星のかたちをしたライトが風船のように浮かんで明かりにしている。
「夜の公園の水銀灯みたいな暗さだ。敵度に夜だぜ」

「ふーん。下に降りるか」オーブリーが螺旋階段を降りようとした。

船は搭乗の橋があり横づけしている。

宝石でできた果物とランプのかざりがごちゃごちゃかざられている。
「アラジンと魔法のランプみたいだ。でも安ガラスかもしれないぞ」
周囲は真っ暗で星と月のような天体が見える。
距離が近くて泳ぐととどきそうだ。
「よく見ると月のクレーターがみえるぞ」
巨大な月は地球でいうと巨大な谷にみえる。
落ちたら死ぬが長い橋があればいけそうな。

「ばななチョコが売っている…」
さっきよりブロックの床の広さは狭い。リングの端には柵がない。
中央に大きい木が生えており、果物がなっている。
「オレンジとリンゴの中間みたいだぞ」オーブリーがさわろうとすると、婆さんが声をかけてきた。「もいで食べるなら50コインいただくよ」
「金を払うのか」オーブリーは金を払ってもいで食べた。「うまい。食べたことのない果実だ」

アルフレットはさらに下に降りた。
中央に囲炉裏があり、火がごうごう燃えている。
人が輪になって、肉を焼いている。
丸太を半分にして、やすりをかけたようなイスを並べて座っている。
串に刺した肉をあぶっていいにおいがする。
「食べたければバーベキュー一本80コインだよ」
「なるほど」

そのとき、四天王の一人ア―クトゥルスが現れた。
ゴゴゴゴゴオ
クエーサーのような巨大なジェットガスの渦のようなものが現れ回転している。
「おや、彼は…」
青白いガスが輝いて天界のようにきらめく。
≪四天王のひとりア―クトゥルス…きさまらの行く手を阻むのが使命≫
「戦う気か。よかろう、このステーションを汚したくない。あっちのでかい月で戦おうか!?」アルフレットはいった。



6


みるとオーロラの橋が月にかかった。
気流の流れのように風が吹いている。
「サービスだ」ア―クトゥルスがいった。
巨大なクマにまたがり、両手をバンザイのようにあげ、何か道具を握り締めている。

「どうも」アルフレットが乗るとエスカレーターのように流れて運ばれる。
淡いチラつくガスのオーロラに乗せられ、アルフレットは月に向かう。

「あっ!待て、剣をもってこないと」エドアールは船に走った。

もはや遠くからアルフレッドの声がきこえる。
「だから言ったろ…」
最後のほうは小さくなって聞こえなかった。

「虹の橋だ」オーブリーはあっけにとられている。


三人ともオーロラの気流の橋を流れて渡ると、橋は消えた。
こんどは月から宇宙ステーションがみえる。
小さい独楽のようなものが、かしがって浮いている。

緑が蝋か瀬戸物にみえる。

3人は構えた。
「いくぞ」

「正義の剣!グッド・ソード」
そう叫ぶと、空中に剣が戻った。キャッチして握ると、二刀流で攻撃した。
アルフレットの右手・左手
ザン3451
ザギ2541

「絶好のリングじゃないか…果てしなく広く、暴れてもびくともしない荒野が広がる球体」
アルフレットがいった。こんどはエドアールが剣を構えていった。
「近いからでかい月に見えたが、のっかると小規模の衛星だ」

エドアールは春雨をうつ!3421

オーブリーのイーグルフルーレ 1200

ア―クトゥルスの右手の道具が光る。

青い雷雨 

ガガアアアン!!ザザザ…

まっ黒い宇宙に天が裂けたかのように雷が鳴る。

「おお」 540
「ぐあ」 1340
「ぬああ」 451

楯や鎧では防げない。
「しまったぞ、マジカルリュックに鎧があるけど船の中だ」
「マクスウェルアーマーもここじゃむりだ」

アルフレットがいった。
「だらしないぞ、薬草を数枚ポケットにいれておいた」
エドアールがいう。
「釣り人みたいだ。水薬はおれもショルダーケースのなかだ」

ア―クトゥルスの左手の道具が光る。

ドライアイスの竜巻

「う」1540
「ごあああ」2410
「つ、冷たい」1450

エドアールがもはやうずくまりだした。
「ヒーリングのひまがない、薬草をかじってろ」
アルフレットが薬草を渡す。
「くそ、すまない」

「強いぞー」




7


月面で戦闘しているが、ときどきア―クトゥルスは星座のように宇宙に浮かんでいるように感じる。
星座相手に戦っている気になる。


「そろそろオーラで本気でいくか」
オーラ60% 

ブオオオオン

「なに」
アルフレットのオーラをすどおりした。
「ぼくのオーラがすりぬける!?」

敵は半透明のようにゆらゆら浮かぶ。
クマにまたがり鎧を着た細身の騎士。

エドアールが薬草をかじって少しは回復した。
「くそ、鉛筆みたいなブリキの木こりが!」

アルフレットパワー

グ00オンン!

怪力を入れてグッドソードをふるう。

ガッ! 5410
アルフレットは剣を眺めていった。
「コーティングがかけた。力を入れすぎたか」
「なに、グッド・ソードでもかけたりするか。やはり…」

大クマが吠えた。

ガウガウ 1400
アルフレットにかみついた。
さらに爪が襲う。
「ぐっ!素早い上に重い。ヒグマとの格闘か」
ヒーリングで回復にオーラをつかった。

オーブリーもあせった。
「…なんか強いぞー。いつもの調子が出ない」

キャロムゲーム 2100

そのとき時空警察のパトロールの宇宙船が気が付き、救助にきた。
メラネウスほか2名の時空警察官だった。
月面に着陸し、おりてかけつけた。
ひとりは船内に待機させた。

「すさまじいオーラをレーダーが感知しました。あ、ああ、あなたがたは…」
メラネウス達が戦闘に加わった。



8


エドアールは薬草をかじって苦い汁をすっている。

メラネウスがテクニカルウェポンを連射した。
「ありったけ弾丸をぶち込むのがいいですよ」

ガガン、ガアン、ガン、ガン、ガアアン!

304451784102451

警察隊の若者も攻撃した。
ゴールド・エクスカリバー 451

「うむ、やるな」アルフレットが攻撃した。

スカッ!

敵はみるみる星座となって後ろに下がる。
こうだいな月面の向こうに光る星々となる。

イーグルフルーレ 当たらない…
「だめだ」
「でも、これなら向こうも何もできないでしょう」メラネウスがいった。

ところが…

γ線…

無音の放射線が降り注ぐ

シャアアアアアアアアア

アルフレット 451 D
エドアール 312 D
オーブリー 120 D
メラネウス 234 D
時空警察隊員 345 D

みると実在化して目の前にア―クトゥルスがいる。
たしかにクマの足は月面に立っていた。

ビックガン 874
チュオーン!

時空警察隊員がビックガンで射撃した。
「実体化すると当たりますよ」

両手でにぎり力いっぱい叩きつける! 6748
ア―クトゥルスの鎧がくだけた。

ガガガガバギギギ
同時にアルフレットのグッド・ソードが勢いよく砕けた。

「しまった。もう壊れたか」

エドアールはしゃがんでいる。

スカラムーシュ! 3457

ヒューガッ!


メラネウスは跳躍し、ア―クトゥルスのクマめがけて、テクニカルウェポンのカッターで斬りつけた。

ザッシー 4578
「ガルウルウルウ!!」

ガウガウ 2347
「がっ!」油断したメラネウスの急所にクマが噛みついた。
時空警察隊員が水薬をわたした。
メラネウスは傷口にさっとかけると、残りを飲み干した。




8


アルフレットがオーラを80%にまで高めた。
「しょうがない。アウストロクロスで…」

ギュウウウウオオオオ

アウストロクロス 80% 8745
バオンバオンバオンゴゴゴゴン!!!!

ア―クトゥルスはいった。
「引き分けだ…」
そういって星座になってさがった。
「…」

さらには見えなくなった。

「これだけメンバーがいて引き分けか…」
オーブリーが脱力していった。
「グッド・ソードがくだけるとは…」
エドアールがそういって立ち上がった。

「よほど強敵ですな。なにか弱点を見つけないと」
メラネウスはそういって3人を自分たちのパトロール船にのせ、ステーション、ロットデルタ⊿に送った。

「それでは…ここに病院がありますから診察された方がいいですよ」
そういって時空警察の船はさっていった。

「病院ね」

「ふむ。薬だけでなんともないですな」
医者は薬を調合してくれた。
「調合してすぐじゃないと飲めない。ここで飲んでください」
エドアールとオーブリーが飲んだ。
「めずらしい水薬だ。レモンの風味がついている」

アルフレットはヒーリングで十分だと飲まなかった。
「持ち運べればいいのに」

診察・調合に1700とられた。


共通費残高 38300コイン=3ジャム8300コイン

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