ページビューメ-ター

2012年12月9日日曜日

時空警察のトレーニングエスカレーター






時空警察トレーニングエスカレーター



1



アランは攻撃をよけると、半回転させ体重を乗せた剣撃を喰らわせた。
スーパーガオンはよけない。
ズガ!

スーパーガオンはアランをがっしりとつかむと、持ちあげふりまわした。
「ぬおおおお?くそ、ゴールドエクスカリバーを喰らえ!!」
アランは無理な体勢から剣を使う。
ガン

ガオンはめをまわした。そのすきにアランは剣を突き刺す。
「あが!」
「とどめ。マシンガンクラッシュ」
突きを何発も入れる。

ガオンは突然いきりたち、メガトンパンチをアランに喰らわせた。
「ぐうい」
アランは剣を捨て、頭を空にして素手でジャブをうった。
身長はアランは高いがスーパーガオンのほうが15cmほど上だ。
アランはパンチを顔面に打ちまくった。
「つあああああ!」
拳の応酬だった。
たがいに拳の味をおぼえ、ただ殴るだけの戦闘マシーンと化した。

「うおおおおお!」

アランはパンチの合間に蹴りをうった。
どし!
「うお!?」
顔が下がった瞬間アッパーを決めた。
さらにもう一発蹴りを入れ、ひざをつかって顔面に喰らわせた。
スーパーガオンは気絶した。



2



トレーニングエスカレーターにのった。


「まず僕が戦う」ジュールは剣を持った。
エスカレーターの上のほうから、煙とともに仮想モンスターがまちかまえてる。
ガラパゴスゾンビ

「オーラ10%!」
ジュールの体が光る!
カメの骸骨ゾンビのようなモンスターは牙をむいておそいかかる。
ジュールは片メガネのような機械を操作した。
「ホワイトグラス! シュミレーションモード!」

ジジジジジイジピッ!
「イマタタカッテモ カテナイ」

ジュールはジャンプして敵をかわしながら、
「パワーアップが必要!オーラ30%!」

ジジイジジジジピッ!

「イマタタカウト ゴカク」

「オーラ40%」

「カンタンニ カテル」

ジュールはグレートソードにオーラを走らせガラパゴスゾンビに喰らわせた。

ドン! 2864

カメの骸骨ゾンビはまだ動いて攻撃してくる。
グレートソード 3795

敵は粉々になりたおれた。

アルセウスとパーカーは
「いや、さすが時空パトロールですなジュールさん。よろしく頼みます」
「あなたがいれば、安心して眠れる」
「僕をあてにしないでパワーアップしてください」




3

さらにエスカレーターを昇る。
仮想モンスターがあらわれた。

コンピュータガオン

巨大なロボットのガオンで、うでをくの字に曲げている。

アルセウスが動いた。
「つぎは私が…どれ、わたしもスカウター、いやホワイトグラスを」

pppppp…「イマタタカウト ミンチ ニサレル」

「なんだこのシュミレーション結果は!?壊れてる。私がそんな楽勝でやられるわけない」
アルセウスはとびかかり、ライト正宗を喰らわせる。

ライト正宗! 149

コンピュータガオンは腰を回して、ロボットパンチをアルセウスの腹に打ち込んだ。
「ぎゃあああああ!」

「おお!ランウェアのおかげで、痛いくらいですんだぞ!」

ライト正宗 二度うちX 413


ラグナクロク

居酒屋


オーブリーは地元の居酒屋で、自分と同じ、よそからきた旅行者と飲んでいた。男は体格のいい元軍人といった感じだ。

「それで、兄ちゃん、オレが木陰からのぞいてみると、墓場で酒盛りをしているのよ…」
「アハ、アハハ、夜中に墓場で酒!そりゃこわいぞ」
「ミイラ男やゾンビなら、腰の刀をぬけばいい。恐ろしいのは奴ら、生身の人間だったんだ」
「アハ、アハ、怖くてトイレにいけないぞ」
「兄ちゃん、わかるか…今いるような酒場みたいな人が集まるところだと、そいつら居心地が悪いんだ。仲良くできない。この国のルールだと、だが、自分で国を立てる力もない、そういう過渡期のやつらだ」
「それにしても死体のある場所で異常だぞ~」



4

「ハアハア…」
アルセウスは疲労した、ランウェアで守られていても、ダメージが蓄積してゆく。
「くそ!アルセウス・クロス!」
アルセウス・クロス  236
パンチングオーブエ  296

「グッ!」

見ていたジュールが助け舟を出した。
「アルセウスさん、あなたが勝てるかもしれない、僕の必殺技をみせましょう」

ジュールの左手からミニブラックホールが発生した。
ジュゴゴッゴゴゴー・パン!

アルセウスとコンピュータガオンはホールに飲み込まれた。
パーカーが驚いていると、ジュールがいった。
「パーカーさん。ちょっと陣の中で闘ってくるので」
そういって自分もホールの中に突入していった。


ホールの中

アルセウスがいった。
「なんだここは?チェス!?」
ジュールがいった。
「僕の陣の技で違う戦闘や特徴ある闘いで決闘をつける。相手の強さがそのままチェスの強さだし、あなたの強さも同じだ。アルセウスさんに有利になるようにばかりはできてないので、よろしく」
「なんだって?私はチェスなんて得意でもない。さっきまでとかわらないぞ」
「だが、あなたにも勝機がある」



5



10分くらいあと、ふたりはもどってきた。
ガラクタになったコンピュータガオンもころがってきた。
パーカーがたずねた。
「どうだった?」
アルセウスが答えた。
「神は悪と闘わない。そんな感じだった。悪と戦うのは対戦者だ」
「神はルール違反を取り締まるジャッジメントで、正義の味方をするわけじゃない…」
ジュールがニコニコしていった。

「そんな感じか…」パーカーがいった。


エスカレーターの踊り場の様な所にきた。
店やがあり、武具が売っている。





音速かぶと         2ジャム
ラジオコントロールパンチ   1ジャム
ジェットキック        1ジャム




ジュールがいった。
「パワーアップのために買うならどうぞ」
「時空警察も金を取るのか…」
「高いがほしい。ライト正宗だけじゃ勝てない敵がごろごろいる」

「音速かぶとは、音速の様なスピードで動きまわることができる。パンチとキックはそのままだ」
アルセウスがいった。
1ジャムしかない…。今までの給料の貯金だ。どこかに働くところはないのか」
「仮想モンスターを倒しても、お金は手にはいらないけど…時空警察で働かせろといわれても困る…」
「パーカー前借させろ、あるいはエジオン軍の経費だ」
「うーん、いいだろう。しかたない。ただし2ジャムだけだ」
お財布カードと販売機を通信して支払った。

音速かぶととジェットキックを買った。

ジュールが次のフロアのエスカレーターに歩きながらいった。

「女性はテクノロジーバカになるのを嫌う。テクノロジーは常に役に立つ道具だ。すると人間を鍛えなくてもパワーアップできる。人間として軟弱になるんじゃないかと心配するんだ。さらに…核爆弾なんか危険だ。もしかすると最悪になる。女性はテクノロジーに反対しないまでも男性に中庸を教えてくれるんだ」
アルセウスがいった。
「今買った武器はテクノロジーだ」
「働くのに苦労したろ。それに使いこなすのに次のモンスターと戦って修行だ」



6


次の仮想モンスターは爆弾魔人だった。

「今度こそ確実に倒す」
アルセウスが向かう。

音速四斬! 712

「おおお、パーカー!スピードがアップした分腕の筋肉がつるように疲れるぞ」
ジュールがいう。
「そりゃそう」

爆弾魔人はパンチをくらわせる。
「うお、早すぎてよけきれない」
「自分の動きがね。動体視力を鍛えたら…」

パンチがぶつかると、小型の爆発がおこる。

「おのれ!爆竹魔人!ジェットキック」

爆弾魔人のはらにキックがめり込む。

だが、アルセウスは両手で地面に叩きつけられた。
「ぐお」

ジュールがニコニコして冷やかした。
「トムチットットタイプの陣で助けようか…王様がいう、3年遊び暮らす代わりに、1年で糸紡げ、子鬼が3年働く代わりに、名前をあてなければ嫁になれ。奉公型の勝負」
アルセウスは言い返した。
「奉公なら時空警察で働きたい」
パーカーがいった。
「アルフレットが自作警察にいれてくれるぞ」

「アルセウスボンバー!!」

アルセウスボンバー 897

音速兜でスピード勝負に持ち込んだが、アルセウスは目が回ってきた。
「おおおおおお、F1にのって戦闘してる気分だ」

爆弾魔人はとうとう自爆した!

「よけろ!アルセウス!」

「おおおおおおー」




7


惑星 イカルス

政府軍の圧政に苦しむレジスタンスの街
政治的問題なら時空警察は口を出しにくい。

配給所

「ユキちゃん。はい、ケンタくん」
配給の食料を配っている。

「あっちで食べましょうなー」
「ユキ、いっしょに食べよう」

ユキ 13
ケンタ 16歳


エカルテ城

「あー、オーブリーか?俺だ。クラークさんだ。あのよ、エアポートのないはずのラグナクロクから宇宙船の発着があるのがレーダでわかったんだけどよ。ああ、エカルテのポートと一緒に開発したんだ。ああ、確認してくれ。たのんだぞ。ああ。じゃ」


時空警察のエスカレーター


仮想キングダゴン

パーカーが戦う。

「エジオンソード!ブリザードモード」 2463

zAaaaaaazaaazaZA!キラ

紫色の体表。頭に角のついたタコの化けものだった。
触手が次々襲う。

「エジオンソード、高重力モード」

数本の触手が高密度の重力で、ゆがむ。
圧力に耐え切れなくなったところで、爆発が起こる。

3569

ジュールがいった。
「苦労した人は、自分が苦労したぶん、妻には楽をさせてやりたいと思うんだ」
みていたアルセウスはいった。
「なるほど…わたしも軍人兼警察としてはたらく。ときにあなたの陣にはほかに種類は?」

「北欧神話風の『あなたが戦った老婆は老い、飲み干そうとした酒は海、持ち上げようとした猫はヨルムンガンドル』モードの陣(チェン)もある。なぞらえた相手と戦う」


「高熱レイザーモード」
空から火が降ってきて、仮想キングダゴンに降り注ぐ。

ジュオン・ジュオン・ガアアアー  3985
 

ラグナクロク

オーブリーは基地の様な建物に侵入していた。
「あったぞ~。ラグナクロクは未来風のシティなのに、よくわからない土地が結構あるんだ。空きスペースみたいな」

無人にみえるが、ドアの奥で人の気配がある。
オーブリーは無造作にドアを開けた。
「やあ、なにしてるの?」
「なんだ貴様!」
銃をうってきた。

チュオン!

オーブリーにかすりそうになる。

「ダーツ」
オーブリーはダーツを投げた。
「直撃!」

もうひとり(サングラスをかけている)には、ブルーレイピアで闘った。
相手はさやから黒いブレードを抜いた。
「チッ、なんだ、おまえ」

ギン!

「ブルーレイピアはそう簡単に折れない」
向こうはなかなかしぶとい。

「小型宇宙船のポートはどこだ?」
「貴様!ラグナクロクの傭兵か!?」
グラサン男は蹴りをいれてきた。
「おっと」
オーブリーは軽く跳躍して下がる。
男は間髪入れずブレードをうってくる。
「クッ!」
ブルーレイピアでうける。
「半回転中撃!」
足を軸にして回転し、一撃を入れる。

ドサ

サングラスの男も倒れた。

「あった。トンネル効果で室内から移動か…」
宇宙船は倉庫のような部屋に停まっている。
「ぼくに運転できるか…!?」
オーブリーは操縦してみようとした。



8


パーカーは仮想キングダゴンをたおし、エジオンソードをみていった。
「もっと新しいモードをダウンロードしたいぞ」
そういって、スマホでエジオンの技師に電話をかけていた。
「まだ、新しいのを思いつかないそうだ」
「時空警察に開発させると、開発費とダウンロード代金をとられるけど」
「高いのか」
「1クラウン半くらいかな」
「注文しよう」


船のモニターには惑星イカルスと表示されている。
「イカルス…」
オーブリーは小型宇宙船から下りた。

レジスタンスのアジトのそばだった。
ケンタとユキが遊んでいる。

「きみ…」
「お兄さん誰?」
「ああ、ぼくはオーブリー・ウォーター。あやしいものじゃない君たちは?」

「ケンタ…16歳です」
「わたしはユキ」

「そうか…ケンタ…このお金で食材を買いたい」
「おわ。こんなに」

一時間後、オーブリーは鍋をたいていた。
配給所からケンタ達が買ってきた野菜と塩などで、塩辛い鍋をたいた。
荒地だが、緑が少しある土地だった。

「君らも食べなよ」
オーブリーは鍋をかきまぜていった。
「うん」

三人は鍋をたべたが、
「おいおい、欲張ってスープを飲みすぎると腹を壊すぞ」
ケンタはお代わりしすぎて、腹が膨れた。

「そう、すると、ここはレジスタンスのアジトなのか…きいたことあるな。惑星イカルス。政府軍の圧政か…」



9


時空エスカレーター

アルセウスがいった。
「次はまたわたしが戦う。音速かぶとで闘うと、スペースハリヤーを高速でプレイしてるきぶんだ」
パーカーがいった。
「次の仮想モンスターはなんだ!?」

時空特殊警官ソルジャー

アルセウスは音速で向かった。


ズーゥ、ギャ!!
殺人剣 1134

「おお、アルセウスがとうとう1000をこえた!」

スタンガン  200

「ぎゃあああああああああああ!!!」
アルセウスはしびれてうごけない!

時空銃 890

「うああああああああ!!」

連続ストレート 
「う、おおおお」
アルセウスはカウンターでジェットキックをいれた。

どふ!
アルセウスも一発ストレートパンチを顔に喰らうが兜でダメージは少なかった。

「とどめ、ライト正宗8階斬り!」

1300

たおした。



10


アルセウスがいった。
「それで、ときにジュールさん。女性の教訓をよく話しますが、あなた自身結婚は…?」
「ぼく?最後の戦いは僕自身が君たちの相手をする。僕に勝てたら僕の恋愛話をきかせてあげるよ」
エスカレーターは最上階に上がった。

四角い箱の上の様だった。
異空間で白い四角形のはこにのって、まわりに柵がない。

「こんな狭い空間で闘うのか…」
「なんか、ただの四角だ」

「そう。これが最後の闘技場」

ジュールはオーラを放出し始めた。
「二人がかりでいいよ」

「ジュールさん、オーラは50%まででお願いします」
ジュールはニコニコして、首をふっていった。
「…さあ、ぼくの気分しだい…」

「音速かぶと!音速ルーレット」

アルセウスは高速でジュールの周囲をぐるぐるまわった。

「ノワールとルージュ!」

「てきとうな、技名をつけても僕には勝てないよ」

ノワール 189   ルージュ  214

「ただ、わがままなだけで自分は強いとうぬぼれてる奴と、人民の平和を全力で保護している僕の力をいっしょにしないほうがいいよ…。そういう僕も電子計算機を装備して戦っている」

ホワイトグラスが自分の人工知能で思考し、必要な作動をする。

パーカーがエジオンソードを起動しながらいう。
「自分さえ守ってればいい、ただ暴れるやつより、周りを意識する自分のほうが基礎体力が違うといいたいんだろう」

ブリザードがジュールにふりかかる。

ホワイトグラス バリアモード ΨБЁξ

アルセウスがさけぶ!
「なら、遠慮なく挑むまで!」

撃てる限り斬り込む 100145123198

バリアハンド 0

「時空警察でもめったに見れない、僕の必殺技をみせてあげよう」

グレイトソードー時空剣! 

ニューオーンン! 6875


ピピピピ…エジオンソード フルダウンモード ダウンロード

「おおお、フルダウン」

5746

二つの力がぶつかり炸裂した。

「がっ!」「やられた!」

気がつくと三人は会議室にテレポートしていた。

ジュールだけがすまして立っている。
「さ、トレーニングは完了!食事でも食べてポケットホテルに泊まっていきなよ」

別のエスカレーターをのぼると商業的なスペースがつづき、買い物客でにぎわっている。



ポケットホテルの一室で和食を出された。
「刺身とかツマ(野菜の飾り)がたくさんあると豪華だろ。食べてもおいしいし、庭園みたいな芸術さ」
アルセウスがいった。
「刺身ですか、日本酒が飲みたいですな」
「いいよ。冷酒!約束と違うけど僕の恋愛話を聞かせてあげるよ」